今や湖西線普通列車は抹茶色117系が増え始めたのみならず、113系の抹茶色化が確実に進みつつあり、今回観察したところではおよそ5分の2以上の113系運用が抹茶色でやって来たかな?という印象です。もちろん、草津線との共通運用ですので、日によって抹茶色が湖西・草津のいずれかに集中する可能性も十分にあり、あくまで「たまたまそうだった」というに過ぎませんが……。何はともあれ東急グリーンファンにとっては、少なくともカフェオレで来るのに比べれば実に痛快な展開ですし (^^;)、今回は結局京都に戻る際にすれ違ったのみで撮影はしていないものの、抹茶+南瓜+カフェという三色団子編成をはじめ過渡期の塗装カオス状態を記録するのも今のうちだと言えましょう。
それにしても、113系700番台→5700番台は登場から36~38年を経て、やはり車体の老朽化はとどまることなく進んでいることを、2枚目の画像から痛感させられます……。抹茶色化が始まって2年少々、まだまだ全検に達せず塗装変更を受けていない車両も多いことから、既に抹茶色化された車両の次期入場・塗装上塗りは後回しになるものと思われますが、その機会がめぐって来るまでの悠長な余裕はないのではないか?と思えるほどに、前面窓まわりからオデコにかけて錆が浮きまくり……(-_-;)。N30・N40未施工車は、たとえ抹茶色化されているといっても本当に先行き長くなさそうな気がしています。
そしてそもそも、非常に久しぶりに113・115系に乗ってみますと、大してスピードも上がらないうちから相当ギシギシと揺れるなぁ~という気がします (汗)。首都圏に暮らし、多忙のため余り遠出する機会がないと、それだけ空気バネ台車に飼い慣らされてしまっている……という事実を思い知らされるのですが、同時にそれは最早コイルバネ台車の抵抗制御・鋼製車が「旧型電車」化しているという残酷な現実をも意味するでしょう。いやはや本気で国鉄近郊型 (とくに原形窓のままの車両) は頑張って乗り撮り鉄しなければ……(あぁヒマが欲しい・・)。
とまぁこんな感じで、雄琴では約30分ほど撮影したのですが、1枚目の画像で雨粒がヘッドライトによって多数照らされていることが分かるとおり、逃げるように京都行の113系に乗り込む頃にはとにかくビショビショ (T_T)。車内及び用務先でクーラーが除湿も含めて良く効いていたのが救いでした。