土砂降りの比叡山からケーブルカーに乗って下山してみると、あちゃー……下界もいつの間にか激しく雨が叩きつけていました (泣)。そこで、問答無用で目の前の江若バスに乗り、振り出しの比叡山坂本駅に戻ってきたのですが、まだまだ夕方の用務本番までは時間があり、このままおめおめと京都に向かうのは勿体なさ過ぎます。そこで、悲惨な天気でも撮影を続行できるEOS 5D MⅡを持参していることもあり、約1年ぶりに湖西線を撮ってみたいと思いまして、すぐにやって来た14時28分発・近江今津行に乗って隣の雄琴、もといおごと温泉へ (とゆーか、平仮名にする意味があるのだろうか……と。所詮そっち系の施設が多いという事実は変わらないのですから)。すると、さほど待たずしてやって来たのは……抹茶色化された117系!! (*^O^*)
詳論するまでもなく、鉄ヲタ界の通念上において117系は関西急電色であるべきとされ、私も勿論急電色を今に伝えるその塗装は至宝の美があると思いますが、同時に私の頭の中には東急グリーンの記憶が刷り込まれているわけでして……ネットや雑誌で抹茶バージョン117系の登場を知って以来、撮影する機会を待ち焦がれていたのです。何と申しますか……これこそ池多摩線新7000系以上に青ガエルの再来ではないか?と思うわけでして……(細目ですのでダンディを通り越してヤンキーな青ガエルですが。笑)。というわけで、117系関西急電色原理主義な方には大変恐縮ですが、地域単色化されてもなお末永く活躍を続けようとしている117系の姿には心からエールを送りたいと思いますし、東急グリーン抹茶色化された京都の117系には今後もとりわけ熱い視線を注いで行きたいものだと思った次第です。
しっかしまぁ……余りの暗さゆえハイビームが余りにも強力に点灯され、望遠ズームを広角側に引いても依然としてフレアっぽい画面になってしまい、レタッチでコントラストと彩度を出すのに苦労しました (泣)。後追いカットの方がフレアレスで圧倒的にキレイだという……。まぁそもそも、この余りにも暗い雨が悪いわけで、雨なんかキライです……。もっとも、雨に濡れてこそ緑と蛙は色味を増すというのも真理ですが (^^;)。