早いもので感動の長電須坂イベントから間もなく2週間となりますが、当日個人的に撮影したカットは須坂でのそれに限りません。前日の深夜に長野に到着して一泊し目覚めてみると、折角の梅雨晴れの朝というまたとない機会であったことから、宿での朝食を早々に済ませて朝8時発の信州中野行の客となり、途中の順光となる駅の周辺で撮影してみることにしたのでした♪
そこで取りあえず今回は、信濃吉田駅界隈での撮影に初挑戦! 長電の撮影地となりますと、通常は善光寺下からトンネルを駆け上がって住宅街を走る光景や、朝陽周辺の宅地が点在する田園風景とバックの山の組み合わせ、あるいは村山橋周辺、須坂駅、北須坂~小布施、都住~桜沢といったところが知られていますが、都会的な雰囲気の街並みを都会的な東急8500系が走る光景もまた、赤字ローカル線を整理して完全な都市近郊鉄道へと脱皮しつつある (?) 長電のいまを象徴しているようにも思いまして……(^^;)。
というわけで、まずは長野出発の時点で次発列車として停車しており、確実に来ることが分かっていたT6編成・須坂行 (到着後イベント展示) を美味しくゲット♪ よく整備された雰囲気の広い踏切にマンション、そして橋上駅舎の組み合わせは、何やら池上線や大井町線あたりを想像させるものがありますが、そんなシーンに8500系が姿を現せば、もうここは完全に東京の城南地区?という感じです (笑)。バックの抜けるような青空と相俟って、「美しい時代へ……」などというキャッチフレーズも思わず浮かんで参ります。とはいえ、結局何のかの言ってT6編成のヘンテコ顔ぶりが「やはりここは長野だ」ということを思い起こさせるような気も (^^;;)。
その後は少々移動してT1編成をゲット! これまたマンションに社宅、そして新しい民家をバックに、8500系のトップナンバーが駆け抜ける光景は、まさに東急的雰囲気もそのままに絶賛動態保存中!と言わんばかりですが、華奢な架線柱と木製枕木の組み合わせはやはり古き良き長電なんですよね~(^^;;;)。
何はともあれ、爽やかな高原の青空の下、長電の都会的な一面を記録するのはいとをかし。いずれ雪まみれの都会=札幌的雰囲気を表現してみたいですね……。定山渓鉄道が都市鉄道として現存していれば……と妄想しながら (笑)。