昨日は、いつもお世話になっておりますKucing様の呼びかけのもと、ほとんど神奈川県な都内某所 (笑)にてインドネシア鉄の宴が開かれまして、百戦錬磨の多士済々が勢揃いしてビンタン・ビールが次から次へと空になって行く中、インドネシア等東南アジアの日本製中古車両事情ならびに送り出す側の日本電車・気動車事情を中心に、極めて熱く濃厚な議論がたたかわされたのでした♪ その中でも話題の焦点になったのは、例えばあそこに放置されているあの車両、あるいはあの路線でビシバシ走っているあの車両……についてですが、嗚呼、ここに今すぐ書くわけには行かないのは何とも残念なところです (^^;)。相当飲んで食ったあとは、二次会として小田急線の各停で数駅移動し、東南アジア某地の味をフィーチャーしたラーメンを賞味したのみならず (確かにスープはそれっぽい! ^o^)、この二次会のためにわざわざ夜遅くお越し頂いた某バス会社の方からいくつかの超重大情報を伺うなど、趣味と腹具合の両面においてもう兎にも角にもお腹いっぱい!!な一夜となったのでした。何はともあれ、ご企画下さったkucing様をはじめ、ご参加の皆様には充実したひとときを共有させて頂き心より御礼申し上げます!! m(^^)m
でもって、席上では東急ヲタ・ステンレスカーヲタな面々が揃ったため、最近のジャカルタにおける東急8000系列の話題と関連して、伊豆急8000系の銀色オンリー編成についても盛り上がらずにはいられませんでした (笑)。そこで、先週甥っ子を連れて訪れた伊豆急の話題の本番……まさにそのTB-2編成です♪♪
トランバガテル・ラッピングを剥がされてにわかに東横線時代を彷彿とさせる銀色オンリーとなった3連2本のうち、TA-2編成の下田方・クモハ8151は中間車の先頭化改造顔であり、熱海方のクハ8012は原形顔+アンチクライマーとなっています。これに対しTB-2編成は、下田方のクハ8002が原形顔+アンチクライマー、熱海方のクモハ8251が原形顔+小型クーラー+ちょんまげ前パンの組み合わせということで……自ずとマニアックな魅力はTB-2の方が上だと思うのは私だけでしょうか? そんなTB-2編成を撮るとしても、何せ熱海から下田まで距離が長く、閑散期であれば伊豆高原で昼寝する編成も少なくないことから、巡り合わせるかどうかはまさにギャンブル。何度通ってもなかなか撮影出来ない可能性もあります。
しかし……今回は運が良すぎ! 熱海発7時55分の列車に乗るべく、しばらく323M・E231のショーもない車内や乗り心地に耐え (爆)、いよいよ熱海に到着したところ……何と目の前にTB-2編成が!!v(^O^)v しかも熱海~伊豆高原間の増結運用に入っているため、最もマニアックな車両であるクモハ8251が先頭に立っています!! そこで「さっさとE231は沼津に行っておしまい!シッシッ!」と念じ (笑)、323Mが発車した後は超速攻でTB-2撮影大会! 甥っ子も銀色一色の伊豆急に圧倒され、ちょんまげパンタのユーモラスさに興趣をそそられつつも、ひたすら我を忘れて撮りまくっている叔父さんの姿をニヤニヤと眺めていたのでした (笑)。
その後は実際にクモハ8251の西武NRA流用品ボックスシートに座って伊東へ移動! 基本的に下り勾配でありながらも、そのシャウトはまさに絶品……。嗚呼撮りたい!こうして乗っているのが勿体ないぜ!という感じです (^^;)。
伊東で一旦下車し、往復割引切符購入ののちアルファ・リゾート21に乗ったところ……降りしきる雨のため巨大な窓が雨に濡れまくり、景色は歪んでロクに見えず。大きすぎる傾斜窓も雨の日にはむしろマイナスですな……。というわけで、ひたすらアニメ声の車内放送を聞きながら、「5629Mで先行していたTB-2編成が伊豆高原で切り離され引上線に入ったのち、リゾート21・5631Mと交換する5636Mの熱海方に連結されるのではないか。そして運が良ければTB-2編成が増結のため動くシーンを目撃できるのではないか……」と腹算用を弾いていたのですが、果たせるかな、伊豆高原でリゾート21から下車した瞬間、引上線のクハ8002のヘッドライトが光り始め、構内をユルユルと移動……!! 超速攻で露出とピントを合わせて激写したのが下の画像、そして連結後の発車シーンが上の画像です。順序が逆だろ……というご意見もおありでしょうが、純粋な原形顔にちょんまげパンタがついたクモハ8251の方が個人的な「当たり」度が高く、悪天候にもかかわらずEOS5D MarkⅡに助けられて1枚目のカットをキメることが出来た瞬間、激しくガッツポーズしたというわけで……(笑)。
そんなTB-2編成、今後果たして通常の伊豆急帯になるのか、それとも別のラッピングを施されるのか気になるところですが、このまっさら銀色な姿こそ東急8000系の保存運転として十分観光資源になりうると愚考しますので、何とか今後もこの姿を保って欲しいものです……。