先日、大代川側線で朽ち行くクハ861をアップしましたが、そこで鉄コレ第14弾・大井川クハ861に関連した妄想模型ネタをお一つ……(^^;)。これが発売された当時は、何ともキワモノ趣味な車両が発売になるものぅ……ということで、結構ネット上では話題になったように記憶しているのですが、実車が余り使われないままいつの間にか風葬扱いになっているのと全く同様に (?)、今や14弾の注目のされなさ (??) と歩調を合わせるかのように完全に過去の製品ネタになっているように思われます。まぁ如何なる模型もそういう運命をたどりますし、今や誰もが18弾を手ぐすね引いて待ち構えているわけですから、まぁそれも致し方ないことかも知れません。
しかし個人的には、14弾はそれこそ運輸省規格型Love!な立場ゆえに大量購入してしまいましたので、クハ861については単に3800系に1両だけ牽かせるというにとどまらず、先日も記しました通りC11にクハ861をジャラジャラ牽かせるオール・トロッコ編成が何時でもスタンバイしております (超爆)。まぁそれはそれで、妄想の限りを尽くした机上の手慰みとしては上出来かもしれませんが、冷静に考えてみれば……窓のない車両がSLに牽かれてトンネル三昧な路線を走るとしたら、乗客は全員ススで真っ黒でゲフンゲフン……(笑)。
というわけで、複数のクハ861 (笑) を総括制御でプッシュプルする (またはクハ861を両端に連結する) のにふさわしく、かつ水玉模様のクハ861とデザイン的にフィットする妄想フリーランス電車を用意しようと思いまして、「豊橋鉄道1721+1771が名鉄7300系 (これもいずれ鉄コレで出るべき……!) の投入により廃車となったのち、○井川鉄道が通常輸送用を兼ねて購入した」という架空ストーリーを設定 (^^;)。全てバラしてボチャンとシンナー池に漬けたのち、フツーに塗って再び組み立てるというお手軽工程で製作しました。
今回の妄想フリーランス製作における唯一最大のポイントは、塗装デザインの決定ということになりますが、「観光列車として出来るだけ古くささを感じさせず、とはいえシルヘッダー付きの半鋼製車の塗装としては違和感ありまくりであってはならない。そして、清流にふさわしく爽やかな雰囲気が欲しい」というわけで、タミヤのフレンチブルー (鉄コレ東急8500系を8614Fにした際の余り ^^;) とGMの白3号をチョイス。しかし、単純にこの2色をこんな感じで塗りますと、川崎市バスや阪神と全く同じになってしまいますので、差別化としてクレオスのシルバーで細帯を表現、アンチクライマーにもエナメル塗料でシルバーを塗ってみました。そして屋根は非冷房車のままということで、出来るだけ熱を吸収せず、かつクハ861の屋根色に近い軽快な雰囲気を出すということで、GM灰色9号としております。というわけで、遅々として進まない塗装や色差しを終え、ようやく組み直して完成したのちクハ861と連結してみたところ、をを!ワンダホー! (*^^*) 狙い通りに「こんな編成が渓谷沿いをのんびり走っていたら是非乗って撮ってみたい」という感じになりました♪
つーわけで、銀帯塗装のマスキングが非常に面倒臭かったものの、あと2両ほど改装して、この色だけの4連も実現してしまおうか……という、敢えて面倒な方向を選んでしまうという自虐に陥りつつあります (笑)。
……さて、この塗装を塗ってからこの記事を仕上げるまで、ひたすら強い既視感にとらわれていたのですが、ふと思い出しました。これは近鉄「しまかぜ」の色ではないか!と (爆 ^^;)。