地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

GM阪急板キットで20m級フリー車両を作る

2013-08-24 00:00:00 | 超へっぽこ模型製作


 夏の愚昧なフリーランスシリーズ、お次は非難囂々必至のシロモノを (^^;)。
 以前、様々な車両の板キットを切り刻み、アホなフリーランス車両をあれこれ製作してみたものですが、今改めてそれらを眺めてみると、技術力の申し訳程度の向上には役に立ったと思える反面、かなり小っ恥ずかしいヘロさでもあります (笑)。
 そんなフリーランス車両のひとつとして、阪急車体を短縮した田舎電車ルネッサンス的車両を作ったものですが、その際に余った側面を利用した20m級4扉車という、原理主義的阪急ファンが見れば卒倒し激怒しそうな (本当にスミマセン! ^^;) 史上最凶のケツ作を途中まで組んだきり、かれこれ約3年ほど放置していたことが発覚……(^^;;)。もともと廃品再利用のおまけ的存在ですので、このまま作らず永遠に放置という選択肢もありましたが、やはり「もったいないお化け」が出るとワイコーですので (笑)、思い出したが吉日、ヤスリをかけて形を整え、Myフリーランス20m車標準塗装を塗り、グロベンを載せて完成と相成りました~。グロベンは「デイ100リスペクト」ということで (^^;)。屋根はGM東武6050系のものをそのまま利用し、隙間にはパテを詰めておりますが、屋根の横幅や反り具合そのものは阪急板キットとドンピシャであるあたり、さすが実車は同じアルナ製なだけのことはある!と驚嘆した次第です (爆)。



 こんな感じで、思いつきで製作を再開し、思いつきで完成した4扉20m級ヘロ車両を眺めておりますと……同じような車両を先頭車込みでさらに複数製作し、「もし阪急がその歴史のある段階で20m化に踏み切っていたら……。山陽電鉄同様に鉄道省モハ63の配給を受け、車両限界を拡げていたら……」という光景を再現してみるのも面白かりなん、という超妄想も浮かんで参ります。しかし、もし実際にそんな前提でフリーランス編成を作ろうものなら、「《民間の力とアイデア》にこだわった小林一三翁の魂の結晶である阪急の電車に、よりにもよって鉄道省モハ63を混ぜ、さらにそれにインスパイアされた車両を加えるなどということがあってはならぬ! 民間活力の都・関西の魂が官僚主義の東京によって穢されるわ!」ということで、原理主義的阪急主義者から襲撃されかねません! (^^;;) そこで、あっさりと編成化はやめました (←否、単純に作る時間がないというだけの話です ^^;;)。
 しかし、そこで別の妄想が……。例えば東武が8000系ステンレスカーを試作したのと似たノリで (^^;)、もし阪急が万博輸送対応でナニワ工機 (のちのアルナ) に20m車の試作車を作らせていたら……(爆)。そして、不採用となった結果行き場を失った試作車は、某工場引込線の従業員送迎用として売却……ということに。
 そこで、この中途半端な客車を牽引するヘロい車両として、「鉄道省の発注流れで余った部材を使って安く作った、Myフリーランス鉄道短距離支線用」という設定の超!短い電車を用意し、この2両で従業員輸送を受託している……という妄想設定としてみました (滝汗)。
 この、ショーティーにもなってない出来損ない車両の素性は、GMサハ48板キットに漏れなく付いてくるクハ47製作用運転室扉に、別の切り接ぎフリーランス工作で余ったクハユニ56の側面をくっ付けただけというシロモノ (@_@)。プラ線材を使って、申し訳程度にシルヘッダーを表現しております。下回りは鉄コレの非力小型動力・TM-03を装備しました……が、床下機器がねぇぞ! (そのうちGMかLJの板キットの余りパーツを貼りますぅ……汗)。
 何はともあれ、無理矢理過ぎる妄想設定を重ねて完成したこの2両編成、妄想のし過ぎで体中がア痛タタタタ……であるのを除けば、ヘロ過ぎる侘び寂びが感じられ結構気に入っております (*^^*)。お目汚し失礼~m(_ _)m