地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

秩父1000系さよなら企画6連運転!(上)

2013-08-18 00:00:00 | 地方民鉄 (秩父)


 国鉄新性能電車の元祖101系の貴重すぎる生き残り・秩父1000系。既にこのボディの電車は、103系を含めても全国的に激減してしまいましたが、それにもかかわらず武州の北辺では最後の9両が日々MT46サウンドを響かせながら快走しており、このこと自体が最早日本の鉄道界における一大奇跡であると言っても過言ではないでしょう。しかし、今年の広瀬川原イベントでも広く告知された通り、ついに1000系の残り3編成についても7800系に置き換えられて消滅する期限が刻一刻と迫っています。とりわけスカイブルー1001Fについては検査期限も間近とか……。
 そんな中、秩父鉄道としても国鉄101系改め1000系の人気に着目し、ファンの惜別の情に応えつつ収入アップを目指そうということでしょうか、昨日17日ならびに来る31日、1000系の国鉄色2編成を連結し、堂々6連の「さよなら国電リバイバル貸切ツアー」と銘打った団臨が運転されました! 乗車希望の場合は、秩父鉄道が企画するツアーに参加されたしとのことで、果たせるかな速攻で定員に達したのはご同慶の至りですが、個人的にはヲタしか乗っていない列車に乗るよりは是非沿線で撮りたい……と思いまして、池袋7:30の特急ちちぶに乗り (何と満席間際の特急券ゲット……)、勇躍秩父谷へと向かったのでした。



 インドネシア遠征から帰国した直後の身にとって、奥武蔵ならびに秩父の山並みは実に慕わしいものがありますが、しっかしそれにしてもインドネシアよりも全然蒸し暑いとはどういうこっちゃ……(@_@;;)。熱帯の国に避暑に行ったのち、湿気がじっとりと垂れ込める蒸し風呂状態に全身を突っ込むという、何とも分けの分からん展開です (-_-;;)。
 しかし……とにかく1000系6連という滅多にない存在が (但し、熊谷~広瀬川原間では出入庫車が6連を組むという光景がしばしば展開されていたとか……)、秩父谷を快走して三峰口に至るとあっては、何としてでも頑張らなければなりません (爆)。とくに末端部での電車6連なんて、東武からの直通列車が消えて以来ではないか……と。しかも今回は国鉄色2種の併結ということで、かつて101系や103系華やかなりし頃、車両の転属が行われる都度出現していた混色編成が復活することを意味してもいます。というわけで、暑いのは○カリスエットを飲みつつひたすら我慢我慢……。手前に初秋を告げるコスモスも咲いて、良いアクセントになっているではありませんか。
 そんなこんなで待つこと約2時間、直前には1000系6連を秩父で抜いた先行ヲタ輸送列車も到着したことから、私の周囲には約20名ほどが群がるという事態となり、普段見慣れない巨大三脚やら脚立やら、そしてJR系撮影地ではごく普通なのであろう特殊な用語法を交えた会話やらに恐れおののくばかりでしたが (滝汗)、しっかりと6連を激写!!(*^O^*) 直前に側線に入った6000系の存在のため (三峰口での撮影会のため、影森にて待避するということなのでしょう)、先客2名は大慌てで別の場所へと移動してしまいましたが、私自身は「まぁ何とか6連のケツが見えるだろう」と楽観し、果たせるかなその通りとなりましたので大満足です♪
 その後は、農協系蕎麦屋で地粉蕎麦の濃密な食感を楽しみ、めんつゆを混ぜた蕎麦湯で塩分も補給しヤル気回復! そこで三峰口に向かってみたところ、何とスカイブルー1001Fの位置が三峰口方から熊谷方に変わっていました。今日のところは往復ともに1001F先頭ということにして、31日は1003Fを先頭にするということなのかも知れません。