地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

南東北鉄周遊2015 (5) JRE701系

2015-06-02 00:00:00 | JR発足後の車両


 先日アップした719系をめぐる与太話では「セミクロスなら良く、ロングシートならガックリ(なのでロングが来る可能性が高い211はロクに撮ったことがない)というたわごとを記したばかりですが、そもそも103系や東急8000系列はもとよりロングシート車であってもバリバリに撮りまくることに鑑み、実はボックスかロングかという違いは割とどうでも良い話なのかも知れないということに思い至りました (爆)。むしろ、より重要なのは、その車両が存在するストーリーや生き様そのものに共感出来るかどうか、ということなのではないかと……。この点、例えば211系は、ロングで来るかセミクロスで来るか全く予想が出来ないという不確実性ゆえに、東海道でも高崎東北でも避けたい心理が働き、したがって趣味的にも暗黙のうちに遠ざけてしまっていたのでした。そして今やその舞台は中央線に……もう諦めるしかないか。逆に、東海道線静岡口ではロングばかりということになると、自動的に211系5000番台の株も上がったりするわけです (滝汗)。



 ここまで、画像と全く関係ない話題が続いて大変恐縮ですが、自分と701系との関係も似たようなものだと最近気が付きました。かつて701系が東北地方を急速に席巻した当時、12・50系の2扉セミクロスの長大編成がロングシートの2両基本編成(場所によっては2+2になったり、3/4両固定編成になったりですが)に変わり果て、長いホームが完全に余剰となっているのみならず、車窓から感じる旅情も大幅にスポイルされたことに憤懣やる方なく、しかも鋼体構造は「走るんです」そのものであることから、たまに18きっぷで乗る度に「○○701……」という怨嗟の言葉を反芻していたものです (キモッ!)。しかし同時に、701系の椅子は209・E217系などと比べると圧倒的に座り心地が良く、強烈に良く効く暖房、そして猛烈なモーター音を上げて爆走する走りのアツさに触れるにつけ、何故首都圏で「走るんです」を走らせるにあたってこういうサービスをしないのか……ド○チ東め、とも思ったものです (爆)。
 というわけで、国鉄型車両が走っていた当時は、まだまだ701系は来ても「試し撮り・撮ったらすぐ消去」の対象だったのでありますが、国鉄型車両が消えてはや幾年……来るのはステンレスカーという状態が日常化した中で再訪してみますと、701系が来ればロングシートであるのは自明の事実であって、それは避けようと思えば『普通列車編成表』を見れば済む話、むしろ無愛想な切妻フェイスに貫通扉と幌がついているのがイカつくて良い!という、全く別のゲテモノ趣味的見地から701系を激写するようになっていたのでした……。ま、要は、ヲタなんて気まぐれだという結論であります (^_^;)。そういえば、インドネシア初訪問時には超ハズレ扱いしていたHolecについて、何度か通っているうちに、その活躍ぶりにいつしか悶絶するようになっていったわけで……(笑)。