地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

221系、幕に路線アルファベットが入る

2015-06-12 00:00:00 | JR発足後の車両


 日本を訪問する外国人観光客は、桜と新緑の季節を過ぎても盛況で、最早日本国内では観光オフシーズンという概念が消えつつあるといわれる昨今ですが、漢字を(字体の違いはあるにせよ)知っている華語圏の客でなければ、いくら英語表記が増えたとはいえ、いろいろと不案内な場面もあろうかと思われます(英語やローマ字表記は何のかの言って小さい字ですし ^^;)。そこで鉄道業界では周知の通り、路線と駅名にナンバーを振り、手許の各社発行の路線図や駅名板、あるいは車内モニタなどと対照してもらうというのが主な対策となっているようですが、肝心の列車外観については幕やLEDによるディスプレイの方法がまちまちであるため、視認性がイマイチである場合もままあります。まぁここらへんは、他のいろいろな案内にも注意して頂き、誤乗を避けて頂くしかないでしょう。



 しかしJRWでは、観光客が殺到する京都大阪奈良神戸を抱えるという土地柄だけに、幕で誤乗防止勝負!という策に打って出ているようで、先月また恒例の京都出張ついで鉄で奈良線を訪れた際には、221系の正面幕に奈良線を指す「D」が掲げられていました。この後湖西線でキト221(4連×2)を見かけた際には、依然として従来の普通幕でしたので、とくに木津~奈良間で大和路快速221系と同じ線路を走る奈良線ならではの誤乗防止策なのかも知れませんが、行く行くは他の路線にも普及するのでしょうか?
 なお、奈良線で2本立て続けに221系の普通を撮るということは……その分だけ103系の代わりに221系が来てしまったことを意味します(号泣)。まぁ、221系そのものは素晴らしい電車だと思いますが……ヲッサンはあくまで103系狙いなものでして……(鬱笑)。とくに、青103が全く来なかったのは痛かった……。