地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

関越交通のキュービック@伊香保

2015-06-05 00:00:00 | 濃いぃ路線バス&車両


 東武の伊香保軌道線を約60年前に引き継いだ東武のバスは、数年前に子会社の関越交通に継承されていますが、東武と関越交通はそれぞれにカッコ良い(?)塗装を採用していますので、「まいっか」と思う反面、東武オレンジ塗装が上越線沿線から消えたのを些か寂しく思わなくもありません。
 それはさておき、そんな関越交通の渋川~伊香保線ですが、時間帯によっては通勤通学客や温泉客がそれなりに多数利用することから、(恐らく東武から引き継いだ?)堂々たる前後折り戸・2段窓のキュービックが半ば専属で用いられています。急勾配が連続することから、エンジン・ブレーキともどもパワーアップした車両が集中配置されているということなのでしょう。そこで今回、電車の保存車を見物したついでにキュービックを激写したところ……うぉぉぅ!伊香保温泉BSを出発した直後、超急勾配をものともせず突っ込んで行く姿がワイルド過ぎるぅぅ~♪



 そんな伊香保界隈のキュービック、一部は幕のままで残っている車両もあり、パッと見で幕:LED=1:1といった比率でしょうか。当然のことながら、より一層撮っておきたいのは幕の方でしたが……幕車は軌道電車を撮っていたところ坂の上から下って来てしまい、扉がある側を撮るのは失敗! これは是非とも、キュービックが大量に配置されているうちに、高崎地区の107・115系と合わせて再探訪しなければならない……と思っているところです。
 それはさておき、伊香保というところは急坂だらけの街に関越交通と群馬バスが乗り入れ、しかも途中から二手に分かれているため、普段訪れるわけではない者(私は今回2度目)にとって、バスの行き先は少々ハードルが高いような気がします。石段街と同じ高さの伊香保温泉BS(ロープウェー脇)は関越交通のみで、ここから僅かに下ったところに群馬バスや温泉内乗合ワゴンタクシーも発着する伊香保BTがあり、一方手前の三叉路から右に進むと群馬バスやJR高速バスの案内所、そして伊香保榛名口BSあり……。確認を怠ると予期しない場所に連れて行かれますので御用心~。
 なお、関越交通のフツーの伊香保温泉行は、下から登って伊香保BT→伊香保温泉BSと進みここで終点、その後150~200mほど回送して伊香保BTにて発車待ちし、伊香保温泉BSに寄ったのち一気に坂を下って行きます。というわけで、立ち位置を工夫して細かく歩き回ると、1台のバスの折り返しで数アングル撮影することが可能です (実際に行ってみないとピンと来ない、何ともあやふやな表現で失礼します (^^;)。