![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/1e/e3dd867c3a864ad36ce81c076a65533a.jpg)
リベット接合の旧型客車・BQME1932。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/71/0e9a1a6396548da2115221bf8aa9eed5.jpg)
1950年代日本製旧客・BQME1930。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/a5/24b1adf02bb5a3e4c7ec4d9ff09494e9.jpg)
同じく日本製旧客。BHME1929。「H」と「Q」の違いは?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/20/57c8af6ea89e5bddb059320d193adb4a.jpg)
現行標準ボディのBHME1922。付番ルールが分からん……。
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ミャンマー国鉄の旧型客車は、各地を撮り歩けばまだまだ知られざる濃いぃ車両があることでしょうし、とりわけアッパークラス・ファーストクラスの車両についてはマンダレー地区に行けばいろいろな発見があるのかも知れません。しかし個人的には、時間の都合上ヤンゴン界隈しか訪問したことがありませんので、ネタはほぼ尽き最早これにて……というわけで、今回は旧型客車と現在進行形で製造される標準客車にまたがるナゾなグループである郵便オーディナリー合造車をご紹介したく存じます。
有り体に言ってこの手の合造車は、日本の旧型客車界でもお馴染みであり、その存在理由を詳論するまでもないでしょう。しかし……手当たり次第に形式写真を撮ってみて分かったのは、ミャンマー国鉄の郵便合造車は形態・世代に関係なく一律に1900番台を割り振られているということです。このため、存在を確認しているリベットゴツゴツ旧客・1950年代○立製旧客・現行標準タイプボディのいずれも、車番だけではどのような車体なのかを判断しようがなく、しかも新しい車体ほど若い番号を振られているような気配すら感じられます……(滝汗)。
このような奇怪な現象が起こる背景としては、恐らく郵便合造車のみ、郵便事業体である「ミャンマー郵便電気通信公社」またはその所轄官庁である「通信・情報技術省」の管理に帰せられており(ググってみたら出て来た日本総務省のPDFファイルによる)、「M」という形式名と1900番台という付番によってそのことを示そうということなのかも知れません。
しかし……「Q」と「H」の違いって一体……。今回アップした画像のうち、1929と1930は明確に兄弟車両であることが分かる次第ですが、まさか窓一枚を埋めたか否かで形式を分けるとは思えず、考え始めたら夜も眠れなくなりそうです (布団に入った瞬間カクッと翌朝まで爆睡していますが ^^;)。