地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

今さらながらのJRE鉄道博物館初訪問 (上)

2009-09-13 09:54:00 | 保存・園内・特殊車両


 ジャーン!! いきなりですがこのたび何と、大宮の鉄道博物館をたった一人で貸し切りまして、周囲に他に誰もいないという究極の条件のもと、ターンテーブル上の至宝・C57 135の撮影を楽しむことが出来ました (*^^*)。
 ……な~んて。ただの一個人がそんなことを出来るはずもありません (笑)。
 では、これは一体どういうことなのかと申しますと……昨日、いつもお世話になっております「ぱれっと」さんと大宮の某沖縄料理店にてプチオフ会を開催しまして、オリ○ンビールや美味い肴に舌鼓を打ちつつ、最近のお互いの鉄道趣味活動の濃厚過ぎる戦果を報告しあうなど大いに盛り上がったのですが (大変お世話になりました! m(_ _)m)、そのついでに「単に大宮まで往復するだけではつまらん」と思いまして、当初は「久しぶりに東武本線か野田線を撮ろうかなぁ」「いやいや、先月南入曽を訪れたのを縁として西武を撮り貯めるのも悪くない」とプランニングしていたのでした。しかし昨日は暗い曇りまたは雨……。動きモノの撮影は望むべくもありません。そこでふと思いついたのが鉄道博物館の個人的初訪問! (^^;



 周知の通り、大宮の鉄道博物館は約2年前の10月14日=鉄道の日にオープンし、以来爆発的な入場者数を集めて話題を呼んできましたが、何事も「地味に・しみじみ・まったりと」を旨として趣味活動をしている私にとって、由緒ある古典車両や国鉄型車両と静かにふれ合うことが出来ない状況というのは全くの問題外。ク○○キの阿鼻叫喚……もとい良い子のみんなの歓声や、パ○ピーのピント外れな嬌声……もとい一般客の皆様の素朴な会話に付き合うつもりは全くないぜ!と思いつつも、やっぱり一目見てみたいのは確か。訪問する機会を虎視眈々と窺っていたのでした……(^^;)。そんな中、最近のJRE駅構内の販促ポスターや各種報道に接するにつけ、オープン当初の激しい人波もようやく収まりつつあるらしいことが見て取れるようになり、「これは恐らく、週末といえども天気の悪い日の夕方であれば恐らく余裕で見物出来るのではないか?」と推測。そこで昨日ついに初訪問を果たしてみたところ、案の定比較的静かでまったりとした館内が広がっており、人の切れ目を狙えば超!余裕で他人様を入れずに車両を撮影出来たという次第です (^O^)。
 いや~、美しく磨き上げられたC57 135をじっくりと眺めながら、TOMIXから出る模型の発売が楽しみだなぁ……と思ったのでした (笑)。

東急恩田通信・憩うアントの奥に・・・編

2009-09-12 09:25:00 | 事業用車両


 一昨日、ほとんど神奈川県も同然 (?) な都内某所にて開催された、インドネシアの鉄道事情を語る宴席にお招き頂きまして、夕方6時から終電間際までビンタン・ビールを片手に極めて濃厚な話題で盛り上がるという最高に素晴らしい時間を過ごさせて頂きました。私自身は、飛行機の中で覚えた付け焼き刃的なインドネシア語しか話せないというインドネシア超初心者ではありますが、そんな私でも温かく受け入れて下さったことに感謝感激です。幹事を担当されたseri8039様、そしてインドネシア現地との密接なつながりを持たれている大御所でおられる井上様・malaysian bagus様には心より御礼申し上げます。今後とも何卒宜しくお願い申し上げます m(_ _)m
 ちなみにこの日は、そんな宴を前に少々時間を確保しまして、何と約2ヶ月ぶりに (汗) 恩田を訪問してみたのですが、時間は既に日も傾いた午後4時半過ぎ。2両のアントが一日の活動を終え、並んでくつろいでいるのみでした。しかし……ん?待てよ? ミニ検修庫の中の様子が……。



 そこでさらにズーミング! 何と……デキ3021は未だ大胡に運ばれておらず、係員の方々がボンネットに登るなどして、あれこれの点検作業中……。来月18日に大胡で公開され、その前に恐らく再塗装されるだろうということを考えますと、タイムスケジュール的にみて遅くともそろそろ陸送しなければならないはず。というわけで、デキ3021はまさに陸送直前の確認作業を受けているのでしょう。そんな、長年住み慣れた恩田での最後のひとときに巡り会えたことを嬉しく思う反面、デワやEDが既に解体された中、本当にデキもいなくなってしまうのか……という一抹の寂しさが改めてこみ上げます。
 しかしこれからは、同じ昭和初期の名品である上毛デハ101・104とともに、大胡所蔵の貴重な産業遺産として末永く愛され続けることでしょう。そんなデキ3021は最高に幸運な車両なのかも知れない……ということで、ますます来月の公開が楽しみになって来ました (^o^)。
 ちなみに、他の車両の状況ですが……(1) 伊賀鉄道向け1000系の改造と、行先不明な8090系の改造はぼちぼち進行中。長らく放置されていた屋外のクハ1011も、ドアを全て開けて車内と床下をいじっていました。8090系は側面帯を全て剥離。(2) 8091Fから抜かれて改造対象外となった中間車 (車番既になし) が、ヘロい仮台車を履いて放置中。

ジャカルタ炎鉄録 (16) パラヒャンガンの旅

2009-09-10 00:51:00 | インドネシアの鉄道


 日本人から見たインドネシアの鉄道最大の魅力といえば、今や圧倒的に日本の中古冷房車なのかも知れません。しかし、興味の対象が無尽蔵に広がるワクワク感ゆえに「外国型車両もイケてる」と思っている私にとって、東急8000系列などがやって来る前後にグロロロ……とエンジン音を響かせながらやって来るインドネシア・オリジナルの客車列車や貨物列車も大いに興味をそそられます (*^^*)。
 とくにインドネシアの鉄道は、オランダ領東インド時代のバラバラな軌間が第二次大戦中の日本軍政のもとで1067mmに統一されているということもあり、基本的なサイズという点において違和感がなく (蘭印崩壊後の日本軍政については正負いろいろな評価が可能ですが、この点についてのコメントはご遠慮下さい。あくまで趣味的観点から述べております)、しかも現在第一線で活躍する機関車の多くが米国GE社の技術による典型的な電気式C-C軸配置のアメロコでもあります。というわけで、アメロコが20m切妻車体の客車列車を牽引している光景は、何やら台湾のそれと非常に似ている……(^^)。そんなインドネシアの客車列車、撮るだけで乗らないのは実に勿体ないと思いまして、まずは初級編としましてジャカルタからバンドゥンまで特急列車の旅を楽しんでみることにしました。
 ジャカルタのランドマークである独立記念塔の脇にあるガンビール駅は、2面4線というまるで日本の都市私鉄の緩急接続駅のようなありふれた佇まいの高架駅ですが、何とここは非冷房エコノミーやエコノミーACといった近郊各停が全て通過し、発着・停車するのは長距離列車と電車急行のみという特別な空間でもあります。しかもその長距離列車はすべて、1等車=「エクセクティフ」と2等車=「ビズニス」のみを連結した特急列車のみであり、3等車を連結した急行・普通列車は一切排除! そうすることで、首都の中心駅としての威厳と秩序を保とうとしているのかも知れませんが……はっきり言ってホームは広くないため、列車が集中する時間帯はやっぱり人が多過ぎ (汗)。まるでハイシーズンの大垣夜行や上野発夜行急行に群がる客が、入線前からホームを埋め尽くし、そこに通勤客も加わっててんやわんやな光景のような……(^^;)。しかも、長距離列車発着のピークといえども機回しは全て本線上で行われ、さらには朝夕のラッシュとも重なりますので、自ずと収拾がつかなくなって遅延大発生……。線路もホームもますますパンク気味の度合いを強める悪循環となります (滝汗)。この「ガンビール現象」(?) と、大ジャンクション・マンガライでの複雑極まりないポイント扱いが重なり続ける限り、鉄道インフラのボトルネック状態は解消されないような……。
 そこで今回は、この事態に巻き込まれるのを避けるため、ガンビールを朝5:15に発車する「パラヒャンガン52号」を利用し、夜明けから朝の爽やかな風景へと変わって行く西ジャワの農村風景を楽しんでみることにしました。加えて、早朝の列車であればそれなりに空いており、悠々と移動出来るだろうと思いまして……。
 しかし、そのような考えは甘かった! 日中とにかく暑いインドネシアでは、多くの人が朝4時のアザーン (礼拝の時刻を知らせるコーランの朗唱がモスクの大音量スピーカーから街中に流されます) とともに目覚めて、涼しいうちから動き始めるようで、前日の夕方に切符を買いに行ったところ……オーマイガー!通路側でした (-_-;)。ま、偶然隣の席は西洋人のおばさんバックパッカーでして、そのような人がカーテンを閉めるはずがありませんので、大きな窓にも助けられて余裕で車窓風景を楽しむことが出来たのですが (^^;



 さて、今回乗車した特急「パラヒャンガン」の名称は、目的地・バンドゥン周辺にかつて存在していた古代王国の名称に由来するようでありまして、同じ区間を走る特急「アルゴ・グデ」が西ジャワの活火山・グデ山に由来することを考えますと、馴染みの固有名詞から列車名をつけるというやり方は万国共通なのだなぁ~と思います (逆に、徹底的に政治がかった命名がなされてきた韓国・台湾は特殊事例かも ^^;)。そんな「パラヒャンガン」と「アルゴ・グデ」が、ジャカルタとバンドゥンの間・約180kmほどの距離を約60分間隔で結んでおり、まさにL特急感覚で気軽に利用出来るようになっていますが、では両者の違いは何かと申しますと……「パラヒャンガン」が1・2等編成 (2等は非冷房の転クロ) であるのに対し、「アルゴ・グデ」がオール1等の豪華編成であり、値段もちょいと高いこと。というわけで、よりデラックスな朝6時台の「アルゴ・グデ」に乗っても良かったのですが、とにかく涼しいうちにバンドゥンに着こうと思いまして……。
 そして、この選択は鉄道趣味的にみても何と大正解だったのでした! 5時15分、まだ独立記念塔のライトアップが消えず暗いガンビール駅を定刻で発車した列車は、まず「難所」マンガライを前に運転停車することもなく順調に通過して行ったのですが、何と!私が指定された1号車(編成中1両だけの1等=エクセクティフ)は、機関車とのあいだに荷物車の類を全く挟んでいないため、機関車から発せられる釣掛サウンドが過激に響きまくり!! しかも、インドネシアのアメロコは、台湾のアメロコと比べてエンジン音が圧倒的に抑えられているため (この違いは何故だ……^^;)、起動時の重低音からフルノッチへと刻々と変わりゆくサウンドが実に良く聴き取れるのですなぁ……(*^^*)。これがもし「アルゴ・グデ」の最前部以外を指定されたとしますと、客車列車らしい静けさは楽しめるでしょうが、こんな「台湾の釣掛自強号を激しく思い出すノリ」を味わうためには、車内を延々と移動して最前部のデッキに立たなければならないわけで……。あ、念のため付け加えますと、「パラヒャンガン」のジャカルタ行では1等車が最後部になりますのでお気をつけを (笑)。
 それはさておき、ガンビールを2割程度の乗車率で出発した列車には、ジャカルタ市街南東部のジャティヌガラでドドッと一気に多くの客が乗車、さらにブカシでもドドッと乗りまして、何と朝6時前にほぼ満員 (汗)。高速バスと対抗するためにディスカウントされた運賃 (全区間1等乗車で45,000ルピア。1万ルピアが約100円で、個人的に感じた使い勝手としては1万ルピア=300~500円)、そしてブカシ停車といった需要掘り起こし策を通じて、なかなか健闘しているようです。……と申しますか、日本のグリーン車よりもさらにデラックスな椅子 (肘掛け内テーブルがボロく、水平にならないのは玉に瑕) に冷房がキンキンに効いており、しかもトイレもある広々とした車内空間でこのお値段でしたら、乗らない方が損というものです。あ、ちなみにトイレは懐かしのボッ○ンでして、1等は洋式ですがバラストがよく見えます (停車中のご利用はご遠慮を、という掲示も勿論あり。笑)。
 ブカシを発車しますと、ジャカルタの東約80kmのチカンペックまでは複線の直線を快調に飛ばしまくり! 速度は恐らく100~120km/hほどでしょうか。北から昇る赤い太陽が、朝もやに包まれた水田や椰子の木に囲まれた集落を照らし始める光景は、台湾南部の旅と実によく似た世界……(^^)。
 チカンペックでチルボン・スマラン・スラバヤ方面への本線と分かれた列車は、グイッと南へ向きを変え、次第に緩い勾配を登り始めます。そして、山麓の街・プルワカルタ (ここまではジャカルタから近郊鈍行客レが走っており、いずれ乗ってみたい……) を朝7時に通過しますと線路は単線となり、バンドゥンの直前までひたすら続く急カーブ・急勾配・大絶景の連続が始まります! 見る見るうちに列車は高度を上げ、椰子の森・気の遠くなりそうなほど壮大な棚田や茶畑・懐かしい雰囲気の集落・深い峡谷を跨ぐ大鉄橋・はるか遠くの奇怪な形の山々などなど……「ををっ!これがジャワ島の大自然と農村の風景か!凄過ぎる……」と感嘆せずにはいられない一大スペクタクルです! しかも、数10kmも続く登り勾配のあいだ、ひたすら機関車からは釣掛の雄叫びが聞こえて来るという……(*^O^*)。何と素晴らしいのでしょう!! 嗚呼……いずれこの区間で撮り鉄してみたい……。
 こんな驚愕の区間を走ること1時間少々、やがてボゴール方面からの線路 (現在バンドゥンまでの旅客列車の設定なし……) と合流し、沿線の家屋が増え始めますと、バンドゥン近郊区間列車の折り返し駅・パダラランを通過。ここからは一気に工場や民家の中を走るようになり、速度も100km/h近くとラストスパート! 朝8時20分過ぎ、列車はほぼ定刻通りにバンドゥン駅に到着しました。標高700~800m前後の高原に位置するバンドゥンは、オランダ植民地時代から避暑地兼学園都市として大いに開けて来た街でありまして、ジャカルタよりもキレイな空気やヒンヤリとした朝風は最高の心地良さ (^^)。南口の駅前広場に鎮座する古典SLに迎えられつつ、感動の約3時間の余韻も覚めやらないままバンドゥンの街歩きへと踏み出したのでした……。

東急デキ3021、上毛電鉄にて保存へ!!

2009-09-09 00:00:00 | 保存・園内・特殊車両


 さる6月、東急長津田工場の老入換車3両がついに銘板や部品などを外されて天寿を全うしたことにつきましては、たまたまその衝撃的な場面に居合わせた者として詳しくレポートしましたが、その後デワ3043とED301は解体となってしまったのに対し、デキ3021は何処かで保存されるらしいという話を読者の方からお知らせ頂いていたことから、「さて一体どのような場所で、どのような形態で保存されるのだろうか」と秘かに気にしておりました。保存車両の圧倒的多数は、営業用線路から完全に切れた公園などの場所にポツンと安置されるのが常であるわけですが、やはり鉄道車両である以上、その気になれば営業用車両とも肩を並べることが出来る線路上での言わば「半分活きた状態での保存」が理想だなぁ……という思いも拭えません。この点、鉄道博物館や梅小路蒸気機関車館・西武横瀬・近江鉄道ミュージアム・南部縦貫の七戸などは模範・理想的存在ですが、デキ3021はあくまで東急の車両。しかも、折角の保存車といえども対外閉鎖的な東急車輛に保存されてしまえば、部外者はまともに拝むことすら叶わないわけで……(-_-;)。東急車輛以外の場所で、由緒ある私鉄車輛の「半動態」(?) 保存に適した場所など一体どこがあるのだろうと考えるにつけ、やはり公園などが関の山なのだろうか予想するばかりでした。



 ところが……その答えは全く以て意外過ぎるとともに嬉し過ぎるものでした! 帰宅して何気なくネット散歩をしていたところ、RF誌公式HPにアップされたイベント告知に思わず「ええっ……?!♪」と目が点に……。来月18日に予定されている上毛電鉄イベントのうち、大胡に展示される車両のラインナップとして、大御所・デハ101&104に加えて、何とデキ3021と書いてある……!!! 
 詳しい経緯はいずれ趣味誌などをはじめ様々なところで明かされることになるのでしょうが、恐らくその背景には、デハ101の産業遺産登録などを通じて観光価値を高めたいと考えているであろう上毛電鉄と、保存に向けて動かれた方々の思惑が一致したことがあるのでしょう。まずは何はさておき、保存実現のために尽力された方々に、長津田工場の一見物人・デキ3021ファンとして、この場ながら心より御礼申し上げます m(_ _)m 
 あるいはひょっとすると、デキ3021の「超年増な輿入れ」(爆) は単に保存を目的としているものではなく、デハ101の不調に備えてホキ工臨の牽引機を確保するためなのかも知れませんが (もし本当にデキ3021+ホキの工臨が実現するとしたら、沿線は大パニックになりそうな……滝汗)、まぁ恐らく国交省がウンと言わないでしょう (^^;)。
 大胡の撮影会は10月18日か……関西出張ついで鉄をしようと思っていたのですが、早めに切り上げて参加しようかどうか検討中……。まぁ将来も大胡公開の都度御開帳となるのでしょうが、やはり早めに見てみたいという思いも禁じ得ないわけで……上毛も多忙でしばらくご無沙汰ですし、悩みますなぁ (^^;)。
 ※この記事は9日付とさせて頂きます。

ジャカルタ炎鉄録 (15) 東葉1000系新緑顔!

2009-09-08 06:54:00 | インドネシアの鉄道


 ジャカルタに3編成存在し、入線以来これまで元の姿を比較的保ってきた東葉高速車のうち、1060Fにつきましてはここに来てイキナリ大変貌 (?) を遂げました! ネットであれこれ情報を拾ってみますと、1060Fは去る6月、カンプン・バンダン駅で貨物列車と衝突し、正面を破損してしまったそうで……まさに保安機器の整備がまだまだこれからであることを伺わせる出来事ですが、その復旧のついでに顔や帯の色を、最近のジャボデタベック鉄道事業部のマイブームに合わせて黄緑+黄色に変更したということのようで、それがまさにこの姿!! もちろん、根っからの東西線・東葉高速ファンの方の中には「えぇ~?」と思われる方も思われるでしょうが、個人的には「カッコ良い……」の一言 (*^^*)。ブラックフェイスを軽快なグリーン・フェイスに改め、しかも正面の帯についても東葉高速の社紋に合わせて翼をイメージした模様にしているなんて、周囲の熱帯の風景にマッチするなかなか粋なセンスだと思うのですが、どんなものでしょう……(^^;



 しかも今回は一大収穫としまして、何と「日本橋」というレア幕を表示した1060Fが、午後3時の斜光線がかったド順光の中、深い緑とゴミだらけの風景がごちゃ混ぜとなった東線を走るシーン (1枚目の画像) を激写!! (^O^) う~ん、このアングル、当初の狙い目はやはり東線~ブカシ系統のエコノミーAC運用に入っていた東急8612・8618Fだったのですが、お目当ての東急車には乗ってしまい (^^;)、カメラを沿線で構え始めた頃には2編成とも日中のエコノミーAC運用を終え、夕方のラッシュが本格化する午後3時以降の中央線~ブカシ急行運用に入ってしまいましたので、結局は撮れず仕舞い。また撮りに行けば良いや、ということで……まずはその代わりに「東葉高速ニューカラー日本橋行」という感動的なシーンに巡り会えたことを喜びたいと思います。
 ちなみに、2枚目の画像も同じく東線を北上しているシーンですが……前後が入れ替わっており、この時点では南側が「日本橋」を表示しています (汗)。そのからくりは……環状線が完全な環状ではなく、たまたま環状線を一周する運用に入ってしまいますと自動的に方向転換されてしまうという次第。しかも、すぐに方向を戻すため逆回りの列車を設けるということをしていませんので、次回同じように環状線を一周するまではこのまま (笑)。そこら辺のユルさにものんびりと付き合えるかどうかで、ジャカルタでの撮り鉄の充実度も大きく変わってくるような気がしています (^^;
 ともあれ、以上で「Hibah=贈り物」車両を扱う第2部はおしまい。第3部は、インドネシア・オリジナルの客車列車やディーゼルカーを取り上げてみたいと思っております。その後で東急8000系列編です (楽しみは後にとっておくということで……笑)。