地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

関西のスラトゥス・ティガ (3) 環状線混色

2010-10-04 00:00:00 | 国鉄型車両


 8月に関西の103系を撮影した記録、気がついたら半月ぶりのアップです (^^;
 さて、環状線の103系といえばオレンジが定番で、たまに関西線からの区間快速直通運用でウグイス色が姿を現すようですが、今回寺田町にて遭遇した編成は何と!編成中の2両にウグイスを組み込んだ混色編成だったのでした! (*^^*) しかもフツーに環状線をグルグル反時計回りで運行中~♪ というわけで、これは絶対にウグイス込みで撮らなければなるまい……と思いまして時計回りでそのまま進み、そろそろ下車しておいた方が良いかな……ということで、大正にて下車して待ち構えたところ、果たせるかな、計算通りにやって来てくれました v(^O^)v



 その後は停車時間のあいだにホームの反対側に向かい (^^;)、ゴツいトラス橋を渡って去って行くシーンを後追い撮影! 橋の構造部と奥では明暗差が激しいため、レタッチに時間をかけて編成全体の明るさを調整しまくっておりますが (汗)、まさに「大阪八百八橋」という雰囲気 (?) のカットになりました (^_^)。
 それにしても103系の混色編成といえば、かつては横浜線あたりでウグイスと水色の混色編成が怒濤のように (?) 闊歩していたのを思い出すにつけ、転属が生み出す個性豊かな姿に心惹かれます (^^;)。しかし、そもそも最近は塗装に手間がかかる鋼製車が減り、ステンレス車は転属と同時に帯を剥がして貼るだけということで、こういう光景を見かけることは減ってしまいました……。最近は京都や山陽エリアの113系で混色が見られますが、やはり103系で改めて混色を見てみたい……と心思っていたのも事実。そこで、突然現れた美味しい光景に快哉を叫んだのでありました……(笑)。

京急バス・上大岡のクネクネ狭隘路線 (上1)

2010-10-03 07:00:00 | 濃いぃ路線バス&車両


 多忙で遠出するヒマがなければないほど、近場の濃いぃ公共交通スポットに注目してみたい (せざるを得ない T_T) 今日この頃。そこで道路地図をジーッと眺めていると、まさに灯台もと暗し……地元神奈川県にもかなりヤバ目な狭隘バス路線と思われる場所が少なくないことが見て取れます。そこで先日、少々時間を見計らって、上大岡駅から出発する京急バス上1系統・南高校行きに揺られてみました。
 そもそも多摩丘陵の南端から三浦半島にかけては、武蔵国と相模国の境界線を形作る起伏のある地形が続き、だからこそ港のヨーコ・ヨーコハマヨコスカー♪という歌 (爆) にも代表されるように港湾と港町が形成されるわけですが、それは同時に平地が少ない分だけ斜面に住宅が密集することにもつながります。横浜以南の京浜急行がトンネルとカーブを連ねて「天空の○ラ○ュタ」のような景観 (?) の中をブッチ切っているのは、まさにこのような地理的条件によると言えましょう。
 快特が停車する上大岡という場所は、かつては大岡川の流れが分かれるのどかな谷戸であったと想像されますが、横浜開港と湘南電鉄(今の京急)の開通によって、起伏だらけの街並みの底をめがけて集まってくる人の流れの結節点となって久しいところ。今でこそ駅前は全面的に再開発されたものの、たしか昭和末期の頃までは人とバスと商店街が滅茶苦茶に入り乱れており、子供心にカオスそのものだったのを覚えています (ちなみに、戸塚も似たような場所ですね。戸塚も今や再開発が進んでしまいましたが、市営地下鉄の湘南台開通まではバスの大洪水……^^;)。今回目をつけた上1系統は、そんな昭和の上大岡らしい街並みの名残の中をクネクネ走る路線なのだろうと見定めた次第です。



 というわけで、まずは京急の改札口からバスターミナルに向かったところ、ちょうど上1系統・南高校行きバスが停車中~。これから如何にも狭く、直角カーブも連続していそうな空間を走るというのに、他の路線と同じようなノンステップの大型中尺車(という表現で良いのでしょうか? バスについては初心者レベルの知識でスミマセン ^^;) が充当されており、果たして押熊と比べてどうなのか……という期待 (?) がこみ上げます (笑)。残念ながら、午前11時台に駅を出発する便であるにもかかわらずかなり混み合っており、最前部のヲタシートにありつくことも出来なかったのですが、「まぁ上大岡だったらいつでも再訪出来る。取りあえずは味見してみるのじゃ……」ということでそのまま乗車して出発進行~! しかし……駅前はたとえ再開発されたとは言え相変わらずのバスの洪水につき、駅周辺を脱出するのに非常に時間がかかりました。結局終点までの所要時間 (15分ほど) の約半分は上大岡駅前にいたのではないかと……(滝汗)。
 とはいえ、そんな大渋滞を抜け出してグッと左折し一方通行路に突入しますと、いよいよ気分は盛り上がって来ます♪ さらに左折してしばらく2車線の道を走るものの、間もなくドン詰まりのT字路にさしかかって進退窮まる状態に……。そこをグイッと右折して狭隘な商店街の一方通行路に突っ込み (1枚目の画像……35mmフルサイズ・超広角17mmでやっとこさ撮っております)、うまく曲がりきったときには思わず内心拍手!でした (^o^)。その後はすぐにグイッと左折し、山裾のクネクネした一方通行路を進んで行きます。ハンドルさばきは相当神経を使いそうですが、山裾側には歩道があるため、バス車内からみた視覚的な狭隘度はイマイチでしょうか。電柱の影に隠れて撮影する際のオソロシさは圧倒的でしたが……(^^;;)。
 そんな大久保町界隈の狭隘路&ハードな直角の連続も、だいたい300mほど走って最後に2回直角を曲がって終了~。あとは南高校まで続くハードな勾配を一気に登ってすぐに終点です (汗)。というわけでこのバスは、坂の上の住民や高校生の言わばエスカレータ代わりに走っているかの如きプチ路線だったのでありました (^^;)。帰りは南高校から上大岡駅まで1.3kmほどしかないため、ダラダラと数本のバスを撮影しながら徒歩で帰りまして、上大岡駅で改札を出てから駅に戻って来るまでのエクスカーション所要時間は1時間~。とってもお手軽ですので、横浜で少々時間があるときなどにはオススメですが、やはり押熊のような「とにかく狭い道がしばらく続き、しかもそこは一方通行ではない」という強烈さには及ばないかな?と思います (^^;


バックには横浜ベイブリッジ(バスの右上)や鶴見つばさ橋(画面左奥)も!
桜台バス停近くには桜の古木のプチトンネル(2本のみ)もあります。

鉄コレ上田モハ4257を塗装変更する

2010-10-01 00:00:00 | 超へっぽこ模型製作


 先日発売された鉄コレ第12弾、農民工の指紋を拭き取ったのち (-_-;) ぼちぼちN化の作業を進めておりますが、同時に過去発売された銚子電鉄鉄コレも引っ張り出して「数年前までの仲ノ町状態」を思い出してみたり……あ、購入された皆さんがやっていらっしゃることですね (^^;
 もっとも、中には塗装の仕上がりがタッチアップでは救えないほど悲惨なものもあり、そのようなブツはシンナー池に投じてフリーランス車両に変更したのでした。今回その対象としたのは上田モハ4257。側面の塗り分け部分が激しく泡だった状態で、これを一体どうやってタッチアップしろと……と絶句モノでありました。まぁ2ボックス購入しておいたおかげで、もう1両は無傷の美品でヤレヤレ (汗)。



 今回施した塗装は、Myフリーランス車両用塗装のうち、かねてから小型車~中型車に塗っている「タミヤ・ネイビーブルー (AS-8)+GM西武ベージュ」。ただでさえ小粒な車体がさらにキュッと引き締まった表情になりました。そして……窓まわりの表情を際だたせるため、エナメル塗料のフラットアルミを面相筆で塗り塗り……と記せば簡単そうに見えますが、窓まわりのモールドが浅いため、窓をピシッとさせるための綿棒拭き取り作業が難航を極めました (滝汗)。塗りムラ・拭きムラがあるのはまぁ仕方がないでしょう。
 それでも、いざ塗り上がれば余りのダンディーさにメロメロ (笑)。TOMIX73系の余りグロベン、及びGMのPT42Nを載せ (窓パーツが透明な箱型で、トミックス製パンタを差し込むと干渉。GM製パンタは無加工でうまくはまるようになっています)、下回りを嵌め直して完成!! 単行良し、後ろにトレーラーを繋いでも良し、あるいは2軸貨車を連ねても良し……(*^^*)。
 ちなみに、こんな感じの塗り上がりを眺めていて思い出したのは、富山地鉄14710形旧塗装! 中学生の頃、余りにも地味でシブくダンディーな表情を思慕し続け、中学卒業記念旅行で客車「能登」に乗って出かけたものですが、既に地鉄特急塗装への変更が進んでおり、ロクなカットを残せなかったのでした (汗)。そんなことも含めて懐かしい……。