東急東横線と副都心線の直通運転により余剰となった9000系がこぞって大井町線へと転出するあおりを受けて、8090系の運用離脱と秩父への転出という動きが続いて来ましたが、その最後を記念してここ約1ヶ月、残る2編成にHMが貼られてさよなら興行を続けて来たのは周知の通りです。しかし残念ながら個人的には、ここ1ヶ月余り仕事が極めて忙しく、結局一回も撮影する機会がないまま全車離脱となってしまいました (泣)。まぁどうせ、8090系はこれまで大井町線で赤帯時代から撮り貯めていますし、秩父に行けばそれこそ飽きるほど来るわけですので、まぁこれもまた大井町線グラデ帯と自分との割と薄い関係を象徴する結末であった……と思うしかありません。
それでも、せめて恩田入りしてからの最後の様子を記録したいと思いまして、昨日は午後から怪社に行く前に少々恩田に寄り道してみました。すると……クハ8081・8082の2両がつながれた状態であり、これまで秩父7500系をつくる際に恒例であった先頭車込み3連を事前につくるというパターンではないばかりか、クハ8081に至っては仮台車を履いた状態……。というわけで、中間車はもしかすると秩父7800系追加のために活用されるかも知れないものの、先頭車は部品取りとして廃車・解体となるのだろうか、という展開を予想せざるを得ません。既に先頭車の廃車・解体という点では、クハ8097・8098が搬出されてしまったわけですが、それに続く運命をたどる可能性が高いでしょう。もし仮にそうだとしたら、約30年の活躍どうもお疲れさまでした……と念じたのでした。
なお、既に離脱して久しい8590系2本は、先頭車が搬出されたという話は全く聞かず、とりわけ昨年12月にテクノ屋内入りした8692+8592についてはナゾな状態が続いておりましたが、ここに来て驚愕 (?) の展開が……! ↓をどうぞ。
何と!デハ8592とデハ8593が並んでいる!
しかもデハ8592は車番なし……。
約半年の謎のヴェールを破って、8692+8592が白日の下に晒されているわけですが、果たしてこれは1M1T化により秩父7800系の追加となるのか、別の何処かの地方私鉄に行くのか、はたまたテクノの中で延々と極秘の実験を繰り返した末に (爆)、部品を取るだけ取って廃車解体するのか……要注目でしょうか。