地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

ヤンゴン熱鉄記 (15) 松浦MR-111

2013-05-21 00:00:00 | ミャンマーの鉄道


 ヤンゴン松浦塗装三兄弟のうち、もう1両はMR-111改めRBE2577。訪問時には基本的に、板張りのボックスシートが車内にズラリと並ぶ軽量客車・RBT837とコンビを組み、早朝4時台にヤンゴン中央駅をティラワ行として発車したのち、終日ひたすら走り続け、ヤンゴン~ティラワ間を2往復する運用に入っていました。
 いや……ひたすら走るという表現は誇張し過ぎかも (汗)。と申しますのも、キハ52の記事で触れました通り、ティラワ支線は軌道状態が極悪で、速く走ろうとしても絶対に不可能な状態 (爆)。それに加えてティラワにて折返し待ちの時間がたっぷり設定されているため、とても気合い十分の活躍とは言えません (笑)。



 というわけで……早朝出発したティラワ行が、片道40数km (?) の道程を往復して戻って来るのは正午前 (^^;)。自ずと、乗って機回しを撮らなければ沿線での撮影機会は極めて限られるわけで、この編成を撮影したのは真っ昼間の鬼の炎天下をガマンしながらの一回きりです (-o-;;)。
 それにしてもティラワというところは、一応造船所や海事大学が置かれているなど、ヤンゴンの外港として重要な位置づけであるとされ、日本中古DC・PCも必ずティラワ港を経て入線しているほか、日本の今後のミャンマー投資においてはティラワを重点的に開発して各種産業を誘致すると喧伝されています。しかし、今のところGoogleマップで鳥瞰しても、中古車荷揚げ場を除いて全然のどか~な場末という雰囲気しか感じられませんし、そもそもティラワとヤンゴン及び他の内陸を結ぶ道路・鉄道といえば、C国の援助で架けられた単線&上下各1車線の鉄橋のみ……。というわけで、今後の日本の援助も含めて一体どうなるのか、一介のヲタながらもこっそり注目して行きたいと思っております (汗)。

2013秩父広瀬川原まつり (2) C58・JNR!

2013-05-20 00:00:00 | 地方民鉄 (秩父)


 一昨日の広瀬川原イベントは、一応1000系が最大のお目当てだったはず……なのですが、会場であれこれ撮っているうちにいつの間にか主役の座を完全に乗っ取っていたのがC58 363! 昨年の脱線事故による傷もすっかり癒え、今や補機なしでフツーに仕業をこなしているようですので、「まずは目出度し。そのうち曇った日を狙って、12系に合わせて茶罐化されたデキ201ともども撮影したいものよのぅ」と思っていたのですが (実際にはなかなか行けないものの、行きたいと思うのは自由ということで……^^;)、何と!所謂「後藤デフ」を装着し、JNRのロゴが鈍く艶やかに光っているではありませんか……。



 と申しますか、開催前日の去る金曜日にRM編集局長氏のブログにアクセスしたところ、C58 363がこのようなイメチェンを遂げているのを目にしまして、「やべぇJNR……カッコ良すぎだろ。しかし、これを目当てにSLヲタが殺到し過ぎたら大変なことになる。それこそ喧嘩乱闘沙汰も有り得るのでは……。これでは折角ハードな仕事が一山越して気分転換に行くというのに、さてどうしたものか……。1000系は撮りたいし」という煩悶に一晩悩まされた次第 (汗)。しかし、やはり行って良かったですね♪ 自分も国鉄時代を記憶するヲッサンになってしまったということで……(^_^;)。
 というわけで、運転席見学サービスが終了した13時過ぎから、しばしC58の前は撮り鉄殺到のカヲスとなりましたが、ここも1000系と同じく頻繁なHM換えはなく、通常のパレオHM掲出状態とHM無し状態の2パターンのみでしたので (14時半前に会場を後にしましたので、終了間際の様子は不明ですが)、適度に人も回転してフツーに撮影出来たのは良かったです♪
 さて今後は……是非JNRだけでなくC.T.K.もバッチリ金属切り文字で掲出して頂きたいものです♪♪ (そのあかつきには秩父ファン総鼻血状態でしょうか?!……国鉄JRヲタからはブーイング殺到かも知れませんが) 一方、12系の塗装変更に伴い、KATOからパレオエクスプレス新バージョン模型が発売されるものと予想しておりますが、是非C58はこの後藤デフJNRバージョンで宜しくお願いしたいものです (また財布が……爆汗)。

2013秩父広瀬川原まつり (1) 1000系三並び

2013-05-19 00:30:00 | 地方民鉄 (秩父)


 毎年黄金週間明けの恒例となっている秩父鉄道の「わくわく鉄道フェスタ」。今年も昨日、広瀬川原車両基地にて盛大に開催されました。
 個人的にはここ約1ヶ月、鉄コレをブツ撮りする以外カメラを触る暇がないほど仕事が山積して気分は激鬱だったのですが、当面激ヤバなヤマ場を越えて何とか納期に間に合わせる目途が立った……というわけで、毎年参加しているこのイベントに「是非今年も」と思い参加した次第です。いやはや、4月20日過ぎに8614Fとこどもの国線を撮影して以来約1ヶ月ぶりにEOS 5D MⅡと赤鉢巻ズームの組み合わせを触ったため、腕が非常に疲れました……(汗)。
 とはいえ、やはりたまには息抜きもしてみるもの。会場では、いつもお世話になっております秩父党員「きえふにいさん」様にお会いしまして、まったりとした (でも暑い……) ひとときをご一緒させて頂きました。どうもお世話になりました~! 是非近いうちに (多分来月ですが) 黄金色の苦い炭酸水をご一緒に……♪(爆)。



 それはさておき、今回の最大のお目当ては、今年中 (?) の全車廃車を控えた1000系であることは言うまでもありません。入線当初は散々「○ソ1000」と内心罵った愚かな高校生だった私も、今やただのヲッサンに成り果て、激シブなMT46サウンドとともに国鉄型電車らしさ全開でかっ飛ばす1000系にエールを送るようになって早幾年。あれほど秩父路を大手を振って走っていた1000系も周知の通り激減し、ついにこうして1000系が3本並ぶ機会も見納めとなってしまいました……(T_T)。来年からはここでの電車3並びが東急三昧となるのが楽しみな反面 (勿論5000・6000系が加わることもあるでしょうが)、やはり101系の退場は寂しいですね……。
 朝起きた時点では、前日までの仕事の疲れを引きずりながら、ヲタ大集合の阿鼻叫喚の空間に向かうことに躊躇いを感じたものですが (とくに、昨年12月の三峰口撮影会に向かうチョコバナナ臨時列車の凄まじい混雑は未だ強烈な印象として残っていますし、しな鉄169系が先月引退しましたので、国鉄型車両狙いのヲタにとって今回の広瀬川原イベントは格好の訪問対象となり、会場内は大変なことになるのではないかと事前予想……汗)、結果的にはやはり行って良かったですね (しみじみ……)。これまでの恒例であった幕回しを止めたことにより、幕が回るのを待って何時までも誰も動かないという事態を回避できたこともあって、ド真ん中アングルにこだわならければ極めて速やかに撮影出来たのも嬉しいことでした♪
 何はともあれ完全引退まで、1000系には無事故を全うして欲しいものです……。

湖西線ぶらり鉄 (2) 113系抹茶色

2013-05-18 00:00:00 | 国鉄型車両


 昨年秋の関西出張鉄レポートが未だ終わっていないというのに、先月の京都出張ついで湖西線撮影の続きです (嗚呼……当ブログではもう時系列が崩壊 ^^;)。
 湖西線と草津線で現在増殖しつつある東急グリーン、もとい抹茶色ですが、大体半分程度は既に塗り替わったのではないかと思います。僅か1時間少々の撮影ゆえ、皮相の観察という誹りを免れないことは百も承知ですが (汗)。N40延命車も確実に抹茶色化され、これはこれで実際に東急青蛙5000系のような存在感をそこはかとなく感じさせていますが (そう思うのは私だけ? ^^;)、やはり気分的に一番盛り上がるのは……C13編成のような、4両全て特別延命工事を受けておらず原型に近い状態で抹茶色化された編成がやって来るときでしょうか?



 一方、当初はなかなか抹茶色化されなかったN30延命工事編成or車両も、検査期限が来れば自ずと抹茶色化されるというわけで、今回初めて撮影&乗車しました。そもそもN30化された車両は、車齢が若い2700→7700番台が中心であり、戸袋窓の形状から言って延命工事未施工車との区別は容易につくはずですし、これまではN30化車両もカフェオレであっただけに一瞬で違いが分かったものです。しかし、そんな車両が突然抹茶色化されると、今度は逆にそんなこれまでの脳内前提が邪魔をして、二段窓抹茶色=延命工事未施工と思い込んでしまっていることから、一歩車内に入ってズラリと転クロが並んでいる光景に腰が抜けるほど驚愕 (滝汗)。「何と……延命工事未施工車も、221系の改装工事で余った転クロを転用しつつあるのか……ボックスシートともいつの間にかお別れなのか……」と早合点し、冷静に考えてみて「何~んだ、車番はモハ113-7701ということで、余裕のN30じゃん」と思い直した次第です (笑)。それにしても……N30であれN40であれ、113系に乗るというのは本当に久しぶりで、僅かな乗車時間でしたが感激しました……。

上信電車探訪 (5) 地方私鉄の星1000系

2013-05-17 00:00:00 | 地方民鉄 (関東北東部)


 昨日アップしたこどもの国線Y000系の記事では「鉄コレ20m級電車2連待望論」をぶったばかりですが、このたび静岡で開催されている模型ショウにて、まさか本当に鉄コレ第18弾が20m級電車2連で攻めて来るとは……(*^O^*)。思わず「俺ってカンが良すぎだろ?!」と思ってしまったものですが、具体的なラインナップについて当たったのは長電OSのみですので (それでも超!わーいわーい嬉しいな♪状態。爆)、決して私自身にエスパー的な予知能力があるわけではありません (笑)。
 それにしても、阿武急・長電OS・上信200+300・伊豆急100・京福福井3001とは……まさに地方私鉄ヲタ悶絶状態ではありませんか……。恐るべし鉄コレ!  鉄コレ史上初の交流電車となる阿武急が出るということで、そのうちマイ○ロに喧嘩を売ってJRE417系ともどもA417系を売る可能性がありますし (マイクロの3連を買わなくて良かった! ^^;)、長電OS10が出るのも時間の問題 (?) 。伊豆急100はオープンパッケージで100系各形式バリ展や1000系を出して来る可能性がありますし (既に持っている○イクロの立場が……汗)。鉄コレスタッフにおいてこれほど京福福井へのこだわりが強いことが明らかになった以上、今夏に出るえち鉄2101形は必ずや京福福井色でも発売されることでしょう。



 そして個人的に、財布への打撃という点で戦慄を覚えながらも (笑) 諸手を挙げて歓迎したいのは、上信電鉄の鉄コレとしての展開可能性が明確になったことです♪ 上信は周知の通り、派手なラッピング車が多いという点では萎えるものがありますが、沿線の雰囲気はなかなか素晴らしいものがありますし、オリジナル車と西武からの譲渡車ともども堂々とした車両が走っているという点で、地方私鉄車両ヲタの観点からみて好ましい路線であります。そんな上信の、西武インスパイアなオリジナル車であるデハ200+クハ300が発売されるということで、今後は1970年代における地方私鉄車両の最高傑作のひとつといえる1000系、1000系の発展形態である6000系及びデハ250……といった魅力的な車両がオリジナル標準塗装で鉄コレ化されることを強く期待したいものですし、西武からの譲渡車各種も様々なカラーバリエーションで発売されることになるのでしょう……! というわけで、ラッピング車はアレだと思う一方で、1000系に始まる鮮烈な斜めストライプ入り塗装のセンスを高く買っている私としましては、今後上信の車両がオープンパッケージで発売されるたびにヲッサンホイホイの餌食となりそうです……(^^;)。
 そんな嬉しい衝撃 (?) を記念して、一昨年の7月にデキ復活のついでに撮影した1000系の画像をアップしておきます。このラッピングは全体としてほのぼのとした雰囲気が感じられるため「まいっか」と思い激写した次第ですが、やはり1000系は本来の黄土色ストライプを纏って欲しい……と思うのは私だけでしょうか?