~あらすじ~
失踪した共産思想の恋人の佐久間忠彦を追い、実家のある東北の片田舎を訪れた浜野洋子。
村を支配する忠彦の父親は彼の帰省を否定し、偏狭な村人は冷淡な反応を示すが、飼い猫の姿を見つけた洋子は彼の存在を確信する。
~感想~
なwんwだwこwれwwwwww
長年のファンから見ても控え目に言って「うらががくるった」としか言いようがなく「衝撃的すぎる結末」とうたっているが、これより衝撃的な結末の物語はまず無いかもしれない。作者・編集者・出版社ともどもこれにGOサインを出した全員頭おかしい。
話自体は「あれは嘘」「嘘だと言ったのは嘘」「嘘だと言ったのは嘘だと言ったのは嘘(嘘とは言っていない)」と虚実が延々と反転し続ける、連城三紀彦がよくやるが連城以外がやると絶対失敗するパターンの、まさに失敗したパターンそのもので、はっきり言ってどうでもいい。
見どころはラスト2ページで、おとぎ話みたいなすさまじい結末を迎えた後に、おわかりいただけただろうか……とリプレイ映像でもう一度結末を流すのだが、それが予想の範疇ではあるものの、予告通りに「衝撃的すぎる」代物で、読者は頭を抱えるか苦笑いするか本を投げ捨てるか、その全てを同時に行うかの4択を迫られること請け合い。
先の「姫君よ、殺戮の海を渡れ」の結末もなかなかに「衝撃的すぎる」ものだったが、その分量を短くして、より投げやりなレベルに落とし込んだのが本作といったところか。
浦賀がはたして何を考えて、何が目的でこれを書いたのかさっぱり理解不能だが、とにかく一生忘れないようなとんでもない物を読まさせてもらった。
16.11.5
評価:★★☆ 5
失踪した共産思想の恋人の佐久間忠彦を追い、実家のある東北の片田舎を訪れた浜野洋子。
村を支配する忠彦の父親は彼の帰省を否定し、偏狭な村人は冷淡な反応を示すが、飼い猫の姿を見つけた洋子は彼の存在を確信する。
~感想~
なwんwだwこwれwwwwww
長年のファンから見ても控え目に言って「うらががくるった」としか言いようがなく「衝撃的すぎる結末」とうたっているが、これより衝撃的な結末の物語はまず無いかもしれない。作者・編集者・出版社ともどもこれにGOサインを出した全員頭おかしい。
話自体は「あれは嘘」「嘘だと言ったのは嘘」「嘘だと言ったのは嘘だと言ったのは嘘(嘘とは言っていない)」と虚実が延々と反転し続ける、連城三紀彦がよくやるが連城以外がやると絶対失敗するパターンの、まさに失敗したパターンそのもので、はっきり言ってどうでもいい。
見どころはラスト2ページで、おとぎ話みたいなすさまじい結末を迎えた後に、おわかりいただけただろうか……とリプレイ映像でもう一度結末を流すのだが、それが予想の範疇ではあるものの、予告通りに「衝撃的すぎる」代物で、読者は頭を抱えるか苦笑いするか本を投げ捨てるか、その全てを同時に行うかの4択を迫られること請け合い。
先の「姫君よ、殺戮の海を渡れ」の結末もなかなかに「衝撃的すぎる」ものだったが、その分量を短くして、より投げやりなレベルに落とし込んだのが本作といったところか。
浦賀がはたして何を考えて、何が目的でこれを書いたのかさっぱり理解不能だが、とにかく一生忘れないようなとんでもない物を読まさせてもらった。
16.11.5
評価:★★☆ 5