東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

福田首相は小池百合子や田中真紀子のまねをするな

2007-11-17 07:56:39 | 社会・経済

17日7時のニュースは福田訪米からだ。妙な絵があった。説明ぬき(ナレイション、テロップぬき)の無音の映像がかなり長く詳細に福田首相が献花する場面をながした。

周りには捧げ銃(ササゲツツ)をした兵士の群れだ。戦死者の墓所であろう。介添えをする軍人は若い佐官クラスの下っ端のようだ。説明がないからアーリントン墓地かどうか分からない。

こういうプロトコルは非常に不快だ。危険だ。福田さん、ブッシュが今度来日したときには靖国神社に参拝させるのだろうね。

小池百合子や田中真紀子ではあるまいし、この行事はアメリカ側の提案なのか。それとも、アメリカの一方通行エイジェントである日本人「安全保障問題」の専門家がもくろんだのか。

田舎のイモ娘がハワイの教会で結婚式を挙げたがるような小池百合子や田中真紀子のミーハー感覚を真似るとはなさけない。彼女達なら嬉々として献花するのだ。

小泉首相はこういうところに連れて行かれたことがあったか、記憶にない。マスコミ労働者諸君に教えてもらえればありがたい。すくなくとも、こんなに長々とテレビのカメラの前に晒されたことはなかったのではないか。

たとえていえば金丸信や当時の社会党の連中が北朝鮮を訪問して金日成のばかでかい銅像の前に連れて行かれて頭を下げるところを撮影されたが、それと同じようなものだ。

ちなみに、あれほど北朝鮮融和政策をとる韓国のノムヒョン大統領も北朝鮮を訪問した時に金日成の銅像に参拝するようにいわれたが、拒否している。これが最低限の外交常識である。この交渉は北朝鮮訪問前の事務かたの折衝で決着している。日本の外務省はなにをしているのだ。

テロ特措法の見通しがたたないことに対するブッシュやアメリカ国務省、国防省の嫌がらせがこの献花であろう。福田首相は風邪を口実に断ればよかったのだ。それだけの知恵も福田の側近には出ないのか。

+ 17日昼のNHKニュースを見ると今朝と違う墓参の絵が出た。今度はナレイション入りでアーリントン墓地と言っていた。周りには軍服は見えず福田首相に付き添っていたのはオーバーを着た太った人間だ。見たこともない顔だから大方下っ端の役人だろう。

ブッシュとは何分会議をしたのかね。10分もしたのかな。ブッシュは福田首相と会っているのが嫌だから二度も墓場に生かせたんじゃないのかね。

自分より10歳も年上の70歳の老人を短い期間に二度も厳寒の寒空のなかでアメリカ兵の墓参に行かせるのは礼儀も思いやりもあったものではない。福田さんが風邪をひいたことは知っていただろうにね。

ブッシュには日本へ答礼訪問させて靖国神社と千鳥が淵だっけ戦没者墓苑に参拝させねばならない。

もっとも、これでテロ特措法を通してやる気持ちもなくなっただろうがね。