東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

垣添にイエローカードを

2007-11-25 08:43:57 | 社会・経済

今日は楽しい千秋楽だ。昨日はバルトが残念だった。さて、土俵の伝統を守りたい諸君にアドバイスする。

何日か前の露鵬・垣添戦だ。露鵬が三回くらい待ったをした。土俵下の親方が注意をした内容はテレビでは分からないが、露鵬に注意したらしい。彼がうなづいていたからね。

信じられない。逆だよ。注意すべきは垣添だ。立会いでは両者の呼吸をあわせるようにいわれているのだろう。だから待ったがありなのだ。「制限時間」中の仕切りは待ったの連続にほかならない。

だったら、最後の仕切りは腰を下ろすところから両力士は呼吸を合わせなければならない。垣添はあっという間に相手にお構い無しに両手をついてしまうだろう。あれで相手に呼吸を合わせろというのは無理だ。審判がイエローカードを出すのは垣添だよ。

垣添の態度はおよそフェアプレーとは無縁のものだ。もっとも垣添以外の相手に対する露鵬の立会いはあまり好きではない。大体東欧系の力士は立会いの駆け引きが露骨である。露鵬などは特に目立つ。もっともやり方が稚拙だから東欧系は目立つだけで、日本人も相当やっている。

前にも書いたが立会いだけは朝青龍はぴか一だ。絶対に待ったをしないし、相手に合わせてくる。他の点では駄目だけどね。立会いだけは力士のカガミだ。

相撲の治外法権を守ろうとして伝統、伝統というやつがいる。文部科学省のちょんまげ、ゴロ月副大臣もご唱和だ。諸君に申し上げる。伝統を守るなら制限時間を廃止してとことん呼吸が合うまで仕切りを続ける古式に戻れ。

それじゃ6時にテレビ中継が終わらなくて困ると太鼓持ち放送局がいうのかね。もともと制限時間などというのはNHKと相撲協会が談合して伝統を破壊したものだ。古式、伝統に戻したまえ。打ち止めが午後の十時になろうが翌朝になろうがいいではないか。あるいは朝7時からはじめてもよい。テレビの中継など止めなければならない。

およそ、スポーツ中継で公正で中立的な解説者がつかないのは相撲放送だけである。