東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

稲盛京セラ名誉会長とは

2010-01-14 18:36:45 | 社会・経済

今日の新聞は日航のCEOになる稲盛氏の記事が多い。なかなか立派な経歴だが77歳。失礼ながら賞味期限切れだろう。

飾りとして小沢、鳩山、前原が大物を持ってきて勿体をつけてガス抜きをしようとしていることは見え見えである。自分たちの無策の免罪符にしようとしている。

稲盛氏がなにも出来ない、あるいはしないことはやる前から分かっている。

フルタイムで働かないといまから言っている。

無給でやると言っている、かっこいい外見を狙った発言のようだが本気でこの仕事をやるなら「むきゅう」はムキュウでも無休で働くと言わなければならない。

これだけの大仕事、私に言わせれば手品か魔術だが、なら年俸10億請求しても少ないくらいだ。円で? そう、ドルでもいい。

アメリカで巨大な金融機関やGMがリーマンショックで倒産したが、立て直しを請け負った人物は目もくらむような高給だそうだ。いろいろ非難されているようだが、やらなければならない仕事を考えれば高給を要求するのは当然だ。

その一方で稲盛氏は日航の従業員のために努力したいと言っている。違うだろう。1兆円、おそらく更に1兆円の血税を投入する企業を立て直すのに、最初に出てくる言葉が「従業員の幸せのために」は悪い冗談だ。

はっきり言ってここは隠居が出てくる幕ではない。

そこでだ、実際には社長になる人物が中心になるのだろうが、これが分からない。支援機構の人間と言う説もあるようだ。こっちのほうの実力が問題だが、どんなものかね。名前が分かったら調べてみよう。


政治主導の条件

2010-01-14 10:49:38 | 社会・経済

ヒットラーも選挙で選ばれた首相であったことを忘れてはいけない。

選挙権のない外国人の全面的な選挙活動への協力によって政権をとった政党の正当性が問い直されなければならない。

外国人団体から政治資金を貰うことは厳罰の対象である。労働という形で協力を得ることが資金提供とどう違うのか。現物支給ならよいという理屈はあるまい。

かにかくに、政治主導というのは恐ろしい危険を内包している。主張そのものはまったく正しいのだが。

政治指導が正しく機能してヒットラーを生み出さないためには条件がある。

小沢のような凶悪獰猛な政治的フリークスが政界トップを遊泳するが如き後進的な政治風土にないことが第一である。

第二は間違った時の政治責任の取り方である。政治主導になれば彼らを裁くものはいない。自分自身を潔くさばき、進処出退を誤らないだけの倫理観を持つことである。

はたして日本の現状で可能だろうか。かといって天下りだとかいい加減で無責任な官僚が政治主導の必要を指し示していることは間違いない。

昨日の強制家宅捜索は小沢のもくろんだ実質的な指揮権発動がうまくいかなかったことの証左であろう。このことや、先の宮内庁長官の直言をかんがみるときに、民主党には絶対に「政治主導」という道具を使わせてはならない。