民主党大会での小沢一郎の演説には驚いた。小沢が精神に異常をきたしたのでないとすると、午前中に小沢一郎が官邸におとづれた際に、鳩山首相が指揮権発動を約束したものと思われる。
小沢一郎を「信じる」ことを根拠に指揮権を発動するだろう。何十年振りかね。
& 小沢の鳩山に対するへりくだり初見
何度もニュースでやるから新しく気がつくところが多いのだが、民主党大会の演説で小沢がこんなことをいっている。なんか不自然だね。
「総理のお気持ちを心の支えとして」全力で検察と対決する。まさに指揮権発動の約束を鳩山さんが守ってくれることにすがりついているのだろう。
小沢一郎が鳩山首相にへりくだった物言いをするのをはじめて聞いたような気がする。鳩山さんに土壇場で指揮権発動の約束を反故にされたらワヤやからね。小沢君も必至なのだろう。
そうでなければ前代未聞の検察批判を与党の公党の大会で言うわけがない。
逆に鳩山首相が同じ党の同志にまるで目上の人に対するような敬語を使うのは前から耳障りだったが、小沢が鳩山にもご追従をいうようになったというわけだ。いずれにせよ、両方とも気持ちの悪いことである。
&& 鳩山、小沢の無脳親衛隊にとっては指揮権の発動と言うのは究極の政治主導だろうからね。
それが国民の理解を得られるのは、小沢が国民にすべての論点で詳細を自ら明らかにして説明することだ。そのうえで検察と小沢はイコールベースで国民の判断を仰ぐことができる。大口をたたくことが許される。
小沢は100パーセントマスコミを利用することを許されている状況にある。今の状態で小沢の言うことは逐一マスコミで報道されるだろう。これほど、やろうと思えばマスコミに自分を100パーセント露出する機会を持っている政治家はいない。
それを幼児も説得できないような遁辞ですまそうとするとはフテーやろうだ。
検察のリークということ;
これは小沢に反論の機会を与えていることだろう。普通の捜査では検察は問題点を事前に明らかにすることはない。だから政治家の場合、もしリークがあるとするならば、その発言がマスコミを通して国民に伝わることが担保されている政治家に反論の機会を与えているフェアな行為といわなければならない。
政治家に特権を与えているのだよ。リークされるということは政治家に検察が差別的な特権を与えていることだ。それを利用しないほうがおかしい。
もっとも、リークに一対一で正対できないのが小沢一郎なのだろう。