叱らなければいけないのは民主党に投票した選挙民、国民。
旧約聖書の預言者が荒野で呼ばわったのは、ユダヤ民族を叱責するためである。その執拗さ、苛烈さを見習え。
政治家を批判していても政治はよくならない。しかるべきは政治家を選ぶ国民の不見識、愚昧である。マスコミ労働者諸君、政治学者、政治評論家諸君、わかったかね。
叱らなければいけないのは民主党に投票した選挙民、国民。
旧約聖書の預言者が荒野で呼ばわったのは、ユダヤ民族を叱責するためである。その執拗さ、苛烈さを見習え。
政治家を批判していても政治はよくならない。しかるべきは政治家を選ぶ国民の不見識、愚昧である。マスコミ労働者諸君、政治学者、政治評論家諸君、わかったかね。
前号のフォローだ。昨日の産経朝刊一面「同盟弱体化」。
産経は普天間「約束を守れ」派だろうが、記事の意図といささか反した問題点を指摘している点は産経に相済まん次第である。
さて、件の記事だが、「このままだと日米同盟は50年前の安保条約改定当初に戻らざるをえない。日本の防衛に限定し米国が協力するだけの関係だ」とアメリカ国防省元高官は言ったそうだ。
上等ではないか。吉田茂、岸信介は当時圧倒的に強大だったアメリカを相手に無力な日本を代表して、うまく交渉したということになる。なし崩しにアメリカのグローバルないしはグレーター・リージョナル侵略の基地を半永久的に提供するように安保条約を捻じ曲げた吉田、岸の弟子は不肖きわまる。
アメリカがやっきになって、普天間、普天間と叫べばそれだけ沖縄の基地はアメリカのためにだけある、という本音があらわれる。
たしか、安保は一年自動契約、つまり廃止を申し出なければ、自動延長していくという銀行の定期預金みたいなものだ。つまり廃止を前提にした一時的なものだという思想がある。これは吉田、岸が苦心して入れた思想ではないか。
自民党の諸君、泉下の先輩は君たちにあきれ返っているだろうよ。
贅言: もっとも日本に自前の軍事力がつけば、当然あらたな勢力が出来る、それが戦前の軍部勢力のようにならないという保証はない。
また、日本の民度は小沢民主党を政権に就かせるほど低い。この政権が100パーセント防衛政策決定権を持つとどうなるか、寒気がする。
じゃによって、アメリカに防衛の中枢を渡して、かなわぬまでも30パーセントほど間接的に牽制する体制のほうが(つまり現状のほうが)安全と言う従者根性もなきにしもあらず、である。
その場合でもミカジメ料を値切るくらいの最低限の交渉能力がほしい。
& 使用人根性といえば、典型的な言葉が産経の記事に出ている。谷内とかいう元外務次官?のことばだ。
谷内は深く考え込んだ(冒頭の紹介した米元高官の発言を聞いて)。
「そうなれば米国は日本の危機に血と汗を流してくれるだろうか」
番犬に血を流させるようにするのが、天皇の官僚である君たちの責務ではないか。お役目いかにしても果たすべし。その気概と才気が吉田のひ孫弟子である現在の官僚にはまったくない。