民主党の諸君はよもやマスコミの恩を忘れてはいまいな。マスコミの好意的報道がなければ君たちは政権につけなかった。
一旦政権につけばマスコミの論調が厳しくなるのはマスコミの本質から当然である。それに耐えるだけの品性がないことが問題なのだ。
生方録音問題で電網空間をたまさか漫歩するようになると、ほとんどは生方攻撃の民主党シンパだ。いちいち本文までクリックして下ることすくないが、検索ページの冒頭文章を見るとマスコミがあることないこと、いい加減なことを書くという論調ばかりだ。
とくに、滑稽なのは、生方氏が読売新聞記者であったということがよほど嬉しいらしい。それみろ、マスコミの謀略だというわけだ。
君たちはマスコミに足を向けて眠れないほど恩をこうむっているのだよ。
政策問題でもたつくなら批判されても政権発足間もないから(といってももう半年だ)、国民もある程度寛容だろうが、今問題になっていることは金の問題にしろ、党運営、政策決定過程の密室性にしろ民主主義国家の政党として考えられない後進性、危険性だ。
それを盗人猛々しい態度でマスコミ、国民を威嚇する。
国民に謙虚に、納得の行く説明をし、誠実に態度を改めない限りマスコミの報道だけ非難すれば片付く問題ではない。むしろ、すべてをマスコミのせいにするのは、マスコミに蒙った恩顧に後ろ足で砂をかける行為である。
いな、マスコミさえ、操作すれば国民の意見など簡単に操作できると考えている許すこのと出来ない犯罪行為である。
以上読売新聞非社主 渡辺常男