芥川の龍ちゃんじゃないが、日本を覆うこの「漠然とした不安」はなんだろう。
まえに、沖縄普天間基地問題は民主党政権にとって、小泉純一郎の靖国問題になるだろうと書いた。あんまり民主党に利するようなことをしたくないのでその後触れなかったのだが、密約問題の後処理が話題になるので、埃を払って再陳列だ。
靖国問題は東アジアの悪党を興奮させたが大したことはできなかった。また、国内の小悪党を勢いづかせるかと思われたが、国民はついてこなかった。全体として、左右国民の意識を引きつけて長期政権を支えた。
普天間は靖国だといったのはそういうことだ。これを利用できるタレントは民主党には居ないらしい。
民主党まで、あまりアメリカを怒らせるとやばいことになると、「密約は調査発表しました、はいそれまでよ、日米関係には何の影響もありませんよ」、てなことを言って国民を煙にまく。なんだべね。
もうそろそろ、アメリカの機嫌をそこねたら具体的にどういう不利益があるのか、どいういう恐ろしい事態になるのか。あるなら調査、明示列挙して国民に示すべきだろう。あとは賢明な国民が判断をくだす。
国民もマスコミも馬鹿だから、アメリカを怒らせるとやばいといえば、即納得だ。理解不能領域だ。