ひと月かふた月まえになるかそのニュースを聞いたときに引っかかるものがあった。ニュースを聞いて些細なことにひっかかるものをカンじるセンスがジャーナリストの格付けを決める。おいらはジャーナリストではないがね。
なにかの日中間協議でチャイナがいきなり東シナ海のガス田共同開発の協議を申し出た。これを妙だと思わないのはジャーナリストの資格がない。これまでの姿勢と違う。唐突である。当然背景をさぐるのがマスコミの役目だ。ちゃんとフォローしたかね。マスコミ労働者諸君。
チャイナはやる気がないこと、守る気もない約束を平気でする。今度の尖閣での漁船接触で、待ち構えていたようにガス田協議を破棄した。日本が尖閣で屈服すればよし。そうでなければこの問題で言いがかりをつけて約束を反故にするのは最初からの予定だ。
単なる漁船の一船長があんな大胆な行動をとれるわけがない。背後にはチャイナ政府がいることは明白である。
スガ政府の外交も油断のない目配りがない。8月15日には、無理やりに半島向けのお詫び談話を発表する。竹島の領有権問題で防衛白書か外交白書、教科書で日本の主張を出さず、沈黙する。
ようするに碁でも将棋でも、こういう手を打てばこうなる、ああなると先を読む力がない。そんな奴が外交をしてはいけない。
チャイナにすればバカにするなということであり、絶好の機会でもある。それなら一丁尖閣で揉んで見るか、となるのは自明である。いまごろあわてるな。