煙草が値上げされるという案内をあちこちで見かける。値上げはいいと思うね。日本の煙草は安すぎるからね。
値上げの目的は税収もあるようだが、健康のための喫煙抑制も大義名分にあげられている。これがよくわからない。以下素人の疑問、こういう疑問に答えたものを観たことがない。もっともこんなことに疑問を持つ人間がほかにいないからだろうが。
フィルターの効果ってあるのか。ニコチンには少しはあるだろうが、巻いてある紙の燃焼からでる有害物質はどうなるのか。フィルターの組成は分からないがどうせ人工的な化学物質(おそらく石油由来)が熱せられて出るガスは有毒ではないのか。
フィルターに阻止されたニコチンはどこにいくのか。全部フィルターにしみこむとも思えない。外気に放出されるのではないか。そうすると、喫煙者はニコチンの害から守られるが受動喫煙者の被害は大きくなっているのか。そして、喫煙者が吸い込むニコチンの量が少ないから、当然両切りなら一本で満足するものが5本も6本も吸う。これでさらに受動喫煙者の被害が広がる。
喫煙者の被害は自業自得だからしょうがないが、フィルターのせいで以前に比べて受動喫煙者の健康被害は飛躍的に増えているのではないか。こんな疫学調査はない(と断定してもよかろう)から科学的な知見は皆無だろう。
小生はかって喫煙者であったせいもあり、他人の吸うたばこの煙に不快を感じたことをなかった。ところが最近は非常に不愉快である。自動車の排気ガスよりはるかに不快だ。自分が吸わなくなったせいではないような気がする。
煙草の煙が格段に不快なものになっているような気がする。それが上に述べたフィルター煙草有害説の仮説を生んだらしい。
紙巻きたばこはすべて両切りにしてフィルター煙草は禁止すべきだ。ところで葉巻やパイプはフィルターがないが健康被害をしらべた疫学調査があるのかな。断言してもいいが、ない。
もっとも疫学調査というのがいい加減なもので、非常に雑音が多い統計データで、達人でないと解釈がむずかしい。
ほとんどまやかしといってもいい。だからマウスを使った実験もするのだろうが。人間に同じことを出来ないからね。マウスデータが人間にどれだけ適用できるかも問題のあるところだ。