前にもふれた米国債売却の話だが、選択肢はいくつか考えたほうがいい。荒っぽいのもいいし、技巧的なのもいいだろうし、穏便なやりかたもある。そこで日本政府保有の米国債を市場で売り払うほかに次のような選択肢を考える。
市場で処分すれば国債価格、為替に影響が出る。出てもしょうがないのだが、緊急事態だから。しかし、他の手もある。
1・米国に期限前の早期償却を求めるのもいいだろう。
2.日本政府が発行する国債は全部米国政府に引き受けさせる。これまで日本はさんざんアメリカの面倒を見てやってきたのだから50兆や100兆くらいはひきうけさせてもよい。いわゆる持ち合いだな、株で言うところの。これで日米は本当の意味での一蓮托生になれる。同盟関係の深化というやつだ。
空母なんて何艘派遣しても同盟関係は深化しないよ。
これらの提案にアメリカが快く応じるかどうかを見れば信頼できる相手かどうか分かる。