東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

小学館出版コングロマリットの昨今;東日本大地震

2011-03-29 09:05:07 | 社会・経済

東電問題は多くの週刊誌に取り上げられているのだろうが、とりあえず昨日読んだ週刊ポストについて:

週刊誌の記事と言うと広告なんかで宣伝している目玉記事が二ページなんてのが多い。

おおかた印刷が出来上がるまでに相手方との取引が成立して二ページ半の要領を得ない記事になることが多いのだろう。

週刊誌なんて広告で興味をひかれた記事以外に読むところなんてないから、騙されて買っても二、三頁眺めて捨ててしまうのだが、四月八日号は紙面の大半を大地震、東電問題に当てている。感心なことだ。

『東京電力と原発』なんていう記事が目に付いたんだが、『知られざる裏面史』なんていう思わせぶりなサブタイトルがついている割には日ごろに取材集積の痕跡がない。ま、これからどんどん連載して充実させていくことを期待しよう。

そのうちに山崎豊子さんみたいな人が『灯らぬ太陽』なんて小説を書かないかな。這般の情報から判断すると、『沈まぬ太陽』なみに面白くなりそうだ。ノンフィクション作家でもよろしい。

官僚の天下りと社内政治を牛耳るお仲間労組の悪党連中のすみ分け、利権の分配、縄張りの駆け引きなど、なかなか面白いネタが東電にもあるようだ。

悪たれ、すれっからし労組幹部が民主党と言う屑政党と政治遊びをしている消費者不在の無責任体質など、今回の原発事故でもろに露出したがね。