本当かよ、我が耳を疑った。ダボス会議で習菌平が演説したという。トランプの保護主義に反対したというのだな。泥棒が説教するようなものではないか。
トランプがmultilateralな協定とか組織の機能不全を指弾しているのは一理ある。実態が歴然としているからね。国連なんかを見ても明らかである。
トランプという人物はまだ分からない所が多いが、現在多数ある(つまり戦後初期の力関係の上になりたつ)multiが機能しなくなったという視程は健全である。問題は新しいmultiを構築するか、bilateralで行くかの選択だろう。それは戦略の問題にすぎない。
トランプはmultiが嫌いでbiが好きだと言う評論家がいる。得意だからという訳の分からないことを言う人間もいる。ビジネスマンだからbiが得意だというのだが、そんな理屈が成り立つのか。
大体醜金平はアメリカと「新しい二国間の大国関係」なんて世迷いごとを言っていた。願ったり叶ったりではないか。本当の二国間の関係になったらシナ等吹っ飛んでしまうことがすぐにわかるだろう。
トランプで一番心配なのはあれが計算された演技なのか、自家中毒というか自家陶酔なのか(twitter中毒)、あるいは高齢化による痴呆の初期的症状なのかにわかに判断出来ないことである。