ブッシュの始球式にいくつかの抗議行動があったようであるが、ほとんど報道もなく無事終わった感がある。これほど世界を混乱に陥れた、戦争犯罪人をいとも簡単に日本社会は受け入れ てしまう。寛容というべきか無貞操というべきか、節操のなさは最近の犯罪者芸能人の出版行動でも見られる。
版権のない自らの曲を売りつけた小室哲也であるが、何にやら自叙伝か何かを出版する(している)らしい。何でもこれで、概ね事件を起こした関係者に対する借金がほとんど返済できるそうである。
更にのりピーこと、酒井法子のごめんなさい出版や関連の本が、バカ売れのようである。本人のはこれからのようだが、これも相当稼げるようである。もう芸能界には戻らない。介護をやるなどと、殊勝で甘いことをいう背景には低収入でも行き行ける見通しがあるのかもしれない。
更に、麻薬を使用しながらのセックス相手の死亡を見て、うろたえてしまった麻薬常習者の押尾なんとかであるが、有罪判決が出たにであるが、何か出版するそうである。間違いなく売れると見込んだ出版社が持ち込んだ話であろが、何でこんなものが売れるのだろうとおもうが、確実にそれを受け入れる日本社会があるからである。
政権交代した首相の初めての所信演説を差し置いてでも、芸能人のスキャンダル報道を優先させるマスコミにである。かといって、麻薬などの撲滅の行動するマスコミもいない。確実にそれを受け入れ、視聴率を稼げるという日本社会の基盤がある。日本社会の底辺はこの程度なのかもしれない。