そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

毒には毒で良いのか

2011-09-05 | 政治と金

先月アメリカのラスベガスで、ハッカーたちの世界大会(DEFCON 19)が開催された。かつてのハッカーたちは、面白半分にネット攻撃(サイバー攻撃)を繰り返し行っていた。

昨年アメリカ政府は年間4万2千件もの、ハッカー攻撃を受けた。これは前年比40%増とのDefcon19_001 Defcon19_002 ことである。ハッカー攻撃は年々高度になり、その被害も大きくなってきている。NATOもINFも手を焼いている。

新しいところでは、SONYが1億人以上の顧客データーを流出したり、Googleが、アメリカ高官の機密情報を盗まれたりしている。

そこで彼らは、ハッカーを取り込みサイバー攻撃対策をすることを考えた。ラスベガスには、多くの国の政府関係者や、企業たちが集まった。

優秀なハッカーを引く抜くためである。あるいは、他国や他企業に取られないためにである。アメリカ政府に限らず、軍、CIA、FBIが、この世界大会に面接にやって来ている。

高度な技術を持った人物を獲得したいのは解らなくもないが、毒には毒を持って制することになる。

さて、これでいいのであろうか。国家機密や安全の確保の中枢に、いわば放おっておけば無法者ともいえる人物を取り込むことになるのである。

このような人物を雇うことをまず考えるよりも、国家間の取り決めや規制を先ず行うべきではないか。因みに日本政府は、この大会に顔を出していはいない

コメント (1)
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