北朝鮮が、人工衛星用とするミサイルの発射がカウントダウンに入った。今日(4日)現在2段目が用意されたようである。発射は時間の問題である。
金正恩がお父さんの、金正日の命日(17日)の1周年記念に打ち上げるのであろう。中国は中止を促したようであるが、3代目のボッチャマは、新しい中国の指導者の忠告に聞く耳を貸さなかった。珍しく、中国の報道官が会見で愚痴を言っていた。
時はちょうど韓国の大統領選挙の真っ最中である。日本も総選挙の最中である。
この強行によって、アメリカの食糧支援が滞ることになるだろう。日本は日朝協議を中断した。日本は何らかの経済支援を打ち出していたであろうが、これらも無くなったことになる。3代目ご乱心である。
ところがこれは、日本の軍国主義者・右翼にとっては好都合でもあった。左は、中央日報の予測図であるが、これに彼ら
は過敏に反応した。(クリックすると大きくなります)
日本は沖縄に、弾道迎撃用ミサイル(PAC3)4機配備した。これもかなりの過剰反応である。失敗したときに飛んで来るかもしれないというのである。破片でも撃ち落とすつもりのようだが、PAC3のにそれほどの能力があるわけでもない。
更に驚いたことに、首都圏にPAC3を3機も配備するのである。北朝鮮の、金正恩の状況判断の欠如した行為は、日本の軍国主義者たちに良い口実を与えた。
700億円ともいわれるミサイルは、これから冬に向かってひもじい北朝鮮国民の、一年分の食糧を充足させる金額でもある。しかも今年2度目である。今回は国外からメディアを呼ばない。失敗すると金正恩はどうした行動をとるのであろうか?今回その公算も高く、そちらの方が興味深い。しかし、安倍や石原や石破も、そら見たことかとほくそ笑む姿が見える。