そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

敵失による自民の勝利は

2012-12-16 | マスコミ報道

民主党は大敗北を喫した。前回の308議席から5分の1という、政権与党としては恥ずかしい結果と言える。これまでの歴史になかった公然とした公約違反や、党内の合意もない『決断』などで大量の離党者を出しPhotoてきた結果である。

現職閣僚が7名も落選する前代未聞の結果も当然である。

民主の体たらくは政治へのしらけにも大きく貢献した。沖縄では、あれほどの反基地の盛り上がりがありながら、4小選挙区中3つの議席を自民党がとった。この沖縄では、僅かに23%の投票率である。全国最低である。

多くの政党が立候補したことも強く関係しているが、県民の僅か20%ほどの支持で、75%の議席を得るのである。反基地運動にあれほどの参加者がありながら、基地の推進者が議席を得るのである。

小選挙区制に加えて、多党化が死に票を多く生む結果になり、県民の声が通らなくなってしまった。おかしな時代である。

自民党の勝利は民主党の失策によるものである。前回民主党が獲得した民意は、骨抜きになり民主党、未来の党、維新の会、新党大地などの分散したのである。おかげで、自公で絶対多数になるようである。

怖ろしいのは、来年の参議院選挙選である。更に右傾化するこの国の指導者たちに、間違った自信を与えてはならない。


羅臼港

春誓い羅臼港