新聞各紙が一斉に選挙予測調査結果を出した。来週に最終が出るが、その前のも
のである。各紙や機関の内容には微妙な違いがあるが、自民党の大勝予測は変わらない。こうした事前情勢調査の結果は、これまで見てもそう多く外れることがない。
各紙のおおよその数字は、自民党293~240程度。公明党が31~27程度で、自公で300は超えるものと思われる。過半数は堅いようである。
民主党はかなり減らすようであるが、50程度から81と幅が大きい。現議席数の230と比較しているが、国民の支持をもらった前回は、308である。仮に50ほどになるとすれば、6分の1になる計算となる。政権与党としては、国民に恥じなければならない数字である。
維新の会は、石原慎太郎がゴチャゴチャにしたため意外と伸びないようで、50~46程度となっている。みんなの党は18~15程度、未来の党は18~15程度、共産党は7前後、社民党は2~1議席と予測されている。
こうしてみると、自民党は3年前に逃げた票を取戻し、反自民票がが6党に分散した形となっている。民主党の失策のおかげである。騒がれた第三極は、公明、未来、維新とばらばらになってしまう結果になる。民主もこの中に入ることになる。
共産党と社民党は、にわか仕立ての政党に食われて存在感を失ったのではないか。誰もが脱原発やTPP不参加では、選挙民は判断が出来なくなっている。
更には、民主党の公約違反が国民の根に残っている。政治家の言うことなど信用しないようになってしまった。こうした不信感が、自民党の復活を許したことになる。民主党の行ったことは犯罪的である。
更に復活する自民党政権が、極右翼の国粋主義者の安倍晋三を首相に収まることになることへの不安である。途中でお腹が痛くなってほしいが、前回に比べて今回は選挙に勝っての組閣である。憲法改悪や自衛軍の設置などを公約に掲げている。
中国や韓国それに北朝鮮とも問題を起こすことになるだろう。今回は外交で追い詰められてお腹が痛くなって退場してほしいものである。