そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

石原の「大同」は憲法破棄、核武装である

2012-12-07 | 政治と金

石原慎太郎にすっかり飲み込まれた感のある維新の会である。石原は第3極の構築のためには、「小異を捨てて大同につけばいい」「消費税や原発なPhotoど小さなことだ」と言い放った。

石原は橋下が憧れていたのをいことに、維新八策を丸呑みするからと、たちがれた数人を強引に維新の会に入れさせた。その後は、橋下がたちがれた人たちに押されて、政策を石原の言いなりに変えてしまうことになる。

石原にしてみれば、消費税や原発などは小異で、どうでもいいことなのである。国民に目を向けて選挙を戦ったことがなく、パフォーマンスと官業への悪罵で注目されているに過ぎない石原に、国民の目線など存在しない。

ここにきて石原は本音を出し始めた。石原の本音は憲法破棄である。部分的な訂正ではなく、占領軍によってつくられた憲法は無効だというのである。軍隊を持ち、集団的自衛権を明記すればいいとのことである。

原発についても色々発言して、橋下の脱原発を修正させた。しかし、石原は本来は、核武装論者である。核兵器を持たないから日本はアメリカの言いなりになるのだというのが、持論である。

原発は隠れ核兵器である。大間原発を通産官僚の説得で建設にゴーサインを出した枝野であるが、ここはプルトニュウムを消費する原発である。核兵器をいつでも作り出すためには、欠かせない施設である。

石原は、隠れ蓑として維新の会の代表になって、持論の憲法破棄や核武装をやろうとしているのである。これが石原の言う「大同」である。

維新の会が、90ほどの議席をとって第2党になっても、橋下は自民党とは組まないと明言している。安倍の掲げる公共投資が、地方に来ることを容認しないからである。

石原は同じく憲法廃棄、核武装論者の安倍と組みたいと思っている。公明党と袂を分けるよう促している。このことを巡って、石原と橋下は対立することになる。橋下が地方分権の旗を降ろせば、石原の言いなりになるが、そうでなければこの党は分裂することになる。

いずれにしても、石原の思惑通りに今のところ進んでいる。

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