安倍首相は参議院予算委員会で、ポロリと自衛隊を「わが軍」と表現した。
そもそも憲法9条で「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」という条文に反しない存在として、自衛隊は「通常の軍隊ではないという公式見解を保持してきた。第一次安倍政権でも、「通常の概念で語られる軍隊とは異なる」と発言している。
今回安倍首相は今回の発言は訂正しているが、菅官房長官はむしろ居直るように。「自衛隊は憲法上の制約が課されており、通常の観念で考えられる軍隊とは異なるが、自国防衛を主な任務とする組織を軍隊と呼ぶのであれば、自衛隊も軍隊だ」と肯定している。
最早自民党は、自衛隊を軍隊と位置付け集団的自衛権行使への、既定路線の道を拓こうとしているように思える。憲法の文言を変えることなく、周辺に既定事実を積み上げる作業をしているのである。
安倍首相の頭の中には、すっかり憲法9条を改悪して日本軍を持った状態を、思い描いているかのようである。これは長年の安倍一族の培われてきた伝統的な思いである。
何よりも昭和の妖怪と言われた、祖父岸信介の存在は起きい。岸信介は、太平洋戦争の宣戦布告した東条英機内閣の閣僚の商工大臣の要職にあり、極東軍事裁判ではA級戦犯被疑者として投獄されている。その後内閣総理大臣を務め、60年安保条約を強引に批准し、今日の日本のアメリカ隷属国家の基本路線を引いた人物である。
その弟の佐藤栄作は、沖縄返還でアメリカと密約を巧みに行い、掲げた非核三原則が虚構であったことがばれることがなかったので、ノーベル平和賞を受賞した人物である。
今回の安倍の発言は、遺伝子が言わしめた本音と言える。そんなにまでして、この国を戦争する国家にしていきたいのかと、異様な姿すら感じる。
そもそも憲法9条で「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」という条文に反しない存在として、自衛隊は「通常の軍隊ではないという公式見解を保持してきた。第一次安倍政権でも、「通常の概念で語られる軍隊とは異なる」と発言している。
今回安倍首相は今回の発言は訂正しているが、菅官房長官はむしろ居直るように。「自衛隊は憲法上の制約が課されており、通常の観念で考えられる軍隊とは異なるが、自国防衛を主な任務とする組織を軍隊と呼ぶのであれば、自衛隊も軍隊だ」と肯定している。
最早自民党は、自衛隊を軍隊と位置付け集団的自衛権行使への、既定路線の道を拓こうとしているように思える。憲法の文言を変えることなく、周辺に既定事実を積み上げる作業をしているのである。
安倍首相の頭の中には、すっかり憲法9条を改悪して日本軍を持った状態を、思い描いているかのようである。これは長年の安倍一族の培われてきた伝統的な思いである。
何よりも昭和の妖怪と言われた、祖父岸信介の存在は起きい。岸信介は、太平洋戦争の宣戦布告した東条英機内閣の閣僚の商工大臣の要職にあり、極東軍事裁判ではA級戦犯被疑者として投獄されている。その後内閣総理大臣を務め、60年安保条約を強引に批准し、今日の日本のアメリカ隷属国家の基本路線を引いた人物である。
その弟の佐藤栄作は、沖縄返還でアメリカと密約を巧みに行い、掲げた非核三原則が虚構であったことがばれることがなかったので、ノーベル平和賞を受賞した人物である。
今回の安倍の発言は、遺伝子が言わしめた本音と言える。そんなにまでして、この国を戦争する国家にしていきたいのかと、異様な姿すら感じる。