そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

本末転倒の裁判長の個人攻撃

2015-04-16 | 原発と再生可能エネルギー
関西電力高浜原子力発電所3,4号機(福井県高浜町)について、福井地裁の樋口英明裁判長は4月14日、再稼働を差し止める画期的な仮処分決定を出した。両機が原子力規制委員会が策定した新規制基準に適合しても、「安全性は確保できない」という。関西電力は即時抗告した。
この判決を出した樋口英明裁判長に対して、安倍政権支持派というべきか原発再稼働容認派がの個人攻撃がおさまらない。樋口判事は4が月1日付で名古屋の家庭裁判所に転勤になっている。樋口さん番長は昨年5月に、大飯原発の再稼働差し止め判決を出している。この移動は明らかな左遷である。
樋口氏はこれに抗して、職務代行手続きを行い今回の急いだ判決となった。これについて再稼働推進派はかなり強力に異論を唱えている。原子力規制委員会の調査は不十分と断じたことに、異論を唱えるものが多い。
ここで思い出されるのは、2008年小泉政権が自衛隊をイラクに派兵したことへ違憲判決を出さ板裁判長は、判決による影響を案じてか退職している。日本中でいくつかやられてこの訴訟は、ほとんど判断を出さなかった。
古くは1962年の恵庭事件があるが、自衛隊の通信線を遮断した酪農家に対して、自衛隊の存在が意見であるからと無罪判決を出した、裁判官はその後地方回りの判事で定年を終えている。明らかな見せしめ人事である。
今回の樋口裁判長に対する批判のおおくは、国家に従順な司法になれというものである。この国の司法は独立していない。イラク派兵の違法性は確定しているが、その後の政権は完全にこれを無視している。
今回の判決は上級審で覆されることは目に見えている。なぜなら、上級にいくほど権力にすり寄っているからである。
コメント (2)
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