そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

誰もが予測不能なツイッターのトランプ政権

2017-01-20 | トランプ
どこの誰の話にも一貫しているのが、トランプがどのような政権になるか予測不能ということである。ツイッターで囁く短文が世界を右往左往させてるのも異様な風景である。僅か2.3行でこの超大国の政権を語る貧相さは、現在社会の特徴になるのであるかも知れないが、その中身が一貫していない。選挙戦の時の誹謗中傷をそのまま延長した感じである。
今日の就任演説で、社会の分断を訴えるようであるが、この男にできるはずがない。移民やイスラムに強い反対姿勢を一貫しないのは彼の本位ではあるまい。メディアを敵に回していては、修復するには相当の時間がかかろう。
短文には内容が伴っていない。2500万人の雇用を粗出すると言っているが、雇用が流れていった理由の解決を基本政策に据え対策をしていかなければ、安定した雇用は生まれない。
権力の脅しに企業が動いても、面従腹背である。企業は権力には”従う振り”をするだけである。
国際関係の実態を把握していない発言が多すぎる。アメリカ第一主義は世界中にアメリカの基地を置いて、更には裏でCIAなどを使った謀略を繰り返してきたが、それを放棄すれば(それは歓迎されようが)、アメリカ第一主義が失せてしまう。政治経験もないトランプには理解できていない。
政権に実態を担う、各省庁の次官以下の4000名ほどの実務官がほとんど決まっていない。就任式典の周辺では相も変わらない、トランプを容認しない人たちの反対デモが起きている。前代未聞である。
いずれにせよトランプのような男が、世界最大の国家の指導者になるようでは、世も末である。頭の中もツイッター程度のものしかないのである。任期を全うする前に失脚する危険性が十分ある。
コメント (2)
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