被害者が数百万人という、ジャニー喜多川の性犯罪である。東山紀之が新社長になることになった、記者会見をつまみ食いのように見た。
幾つかの質問の中に、「あなたも知っていたのでないか、今まで何していたか」との質問が東山社長になされた。大手のメディアからのものであったが、ここまで日本の報道は地に堕ちたかと思われる。
何をしてきたかは、真っ先にメディアに向けられなければならない。50年前のBBC報道に始まり、フォーリーブスの北公次が長きにわたって告発を続けていたりしたが、日本の報道はこれらを黙殺した。
個人の告発を売名行為と大木のメディアは非難していたが、強い側、この場合はジャニー事務所側に立っての報道の方が楽なのである。
日本の報道の自由度は権力者への忖度が大きく、相も変わらず報道の自由度は低く、世界の68位である。岸田文雄が自由と民主主義を重んずる国の中ではほぼ最下位である。
汚染水を政府が処理水と言えば一斉に、”オセンスイ”と表現を揃える。兵器や武器は全て、防衛装備品と言った具合である。
男性タレントで圧倒的な位置にいる、ジャニーズ事務所を告発するのが、本来のメディアの姿勢だろう。これは氷山の一角でしかないが、体制側につくメディアにどんな意味がるのかと思う。
いったいどんな加害なのか詳らかに言ってほしいものだ。俗に言うおかまをほる ほられる事が無理やりやられたと言う方が分かり易いものだ。
これが暴力となるなら犯罪であり刑事事件となるはずだが補償と人事のことばかりで刑事事件の話は出てこない。
喜多川本人は故人となったが犯罪の追及をやるべきだ。