再読。
私は、鼓直の訳は好きではない。
ときどき学生の下訳をそのままつかっているのではと感じる時がある。
でも、この作品に限っていえばそれが効果的。
牛島信明のように、しっかりした日本語では味わえないイメージの混乱が楽しい。
えっ、まだ終わらないのか、まだ続くのかという果てしない迷宮の文体をさまよいながら、自分にとって快感といえることばだけを選んで読んでいく。
それが主人公の夢、現実として感じられるようになる。
その瞬間に、小説は終わる。
その終わり方は、えっ、終るの? と言いたくなるくらいに美しい。
(入院中。作品の引用が、スマートフォンでは難しいため、詩の感想はしばらく休みます)
私は、鼓直の訳は好きではない。
ときどき学生の下訳をそのままつかっているのではと感じる時がある。
でも、この作品に限っていえばそれが効果的。
牛島信明のように、しっかりした日本語では味わえないイメージの混乱が楽しい。
えっ、まだ終わらないのか、まだ続くのかという果てしない迷宮の文体をさまよいながら、自分にとって快感といえることばだけを選んで読んでいく。
それが主人公の夢、現実として感じられるようになる。
その瞬間に、小説は終わる。
その終わり方は、えっ、終るの? と言いたくなるくらいに美しい。
(入院中。作品の引用が、スマートフォンでは難しいため、詩の感想はしばらく休みます)