9月25日付け連合通信が伝えたあるアンケート調査(全国の
成人男女対象)の結果によると、徴兵制問題について、国民の
60%が志願制導入に賛成、特に16%は志願制への完全移行を
望んでいることが分かった。
しかし、同時に、より現実的な徴兵期間の問題について問う設問に
対しては、現状維持を望む声が70%と圧倒的多数を占め、短縮を
望む声は約20%に過ぎなかった。
ちなみに、現行の徴兵期間は、陸海空の順にそれぞれ、2年、
2年2ヶ月、2年4ヶ月となっている。
変化を望む声と変化を拒む声が同居しているこの矛盾の奥に、
現代韓国社会の苦悩を読み取るのは僕だけだろうか。
他国の軍事制度の是非を論じるつもりなど毛頭ないが、
韓国(朝鮮)語を学ぶものとしては、とにもかくにも、朝鮮半島の
緊張緩和を祈るのみだ。
ちなみに、この「志願制」は、韓国語では一般的に
「모병제(募兵制)」と呼ばれている。