△ネイバーニュース、アクセスランキングより
現在、韓国でも、九州北部豪雨をめぐる様々な悲劇的ニュースに
大きな関心が集まっている。
上記画像の通り、7月7日のネイバーニュース、アクセスランキング
では、九州豪雨関連の1本の記事が全体で2位のアクセス数を集めた
ほどだった。
そういう中、「ヲタク」が特に注目したのは、7月8日、国際ジャンルで
18位(全体では圏外)のアクセス数を集めた、中国の豪雨関連の記事
だった。
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■폭우로 길 끊기자 학생 67명 안고 계곡 건넌‘참스승’
<中国雲南省> 豪雨で道途絶するや
生徒67人を抱っこして渓谷渡った「教師の鑑(かがみ)」
(ソウル新聞 7月8日)
-本文省略-
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場合によっては重大な2次災害につながりかねない危険な行為だった
のかもしれないが、画像を見る限り、先生が子どもを抱っこして
渡った場所は、そんなにリスクの高い場所には見えない。
いずれにしろ、実に子ども思いで責任感の強い先生ではないか。
豪雨被害をめぐっては、あまりに残酷でやり切れない報道が続く中、
「ヲタク」にとっては、ふと、気持ちが休まるようなニュースだった。
あらためて、この場を借り、九州北部、そして中国南西部での豪雨に
より命を落とされた多くの無念の魂に対し、心からの哀悼の気持ちを
ささげたい。
(終わり)
「ヲタク」が一念発起し(?)、YouTube上に投稿されている韓国の
オンライン講義(高校生対象)を通じロシア語を学び始めて、早や
1年近くになる。
△オンライン放課後学校 ロシア語 基礎Ⅲ 第1回(YouTubeより)
現在、基礎Ⅰ(初級・全20回)と基礎Ⅱ(中級・全20回)の学習を
済ませ、基礎Ⅲ(高級・全20回)の講義に入っている。
もちろん、Ⅰ、Ⅱの学習内容が全て頭に入っているわけではないが、
この講義(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ全60回)を教材に繰り返し学び続けていけば、
2、3年後には、間違いなくロシア語の基礎は身に付くだろうと、
「ヲタク」は固く信じている。
ところで、一般に外国語の学習では「문법(文法)」の理解と学習が
欠かせない。
そして、この間、「ヲタク」が韓国語でロシア語の文法を学習して
きて初めて知ったことだが、韓国語で使われているロシア語文法
関連の漢字語彙は、ほぼ完全に日本語と共通している。
「명사(名詞)」や「동사(動詞)」、「형용사(形容詞)」など
といった基本的な文法用語はもちろん、ロシア語文法に特有の用語に
至るまで、韓国語のロシア語文法に関する漢字語彙は、ほぼ完全に
日本語と一致しているのだ。
例えば、ロシア語の動詞に関する「1식(1式)」、「2식(2式)」
変化や「완료체(完了体)」、「불완료체(不完了体)」の区別。
さらには、「술어부사(述語副詞)」などといった副詞の存在。
極め付けは、名詞の「활동체(活動体)」と「불활동체(不活動体)」の
区別から6格の名称に至るまで、日本語によるロシア語文法の漢字語と
全く同じなのだ。
①「주격(主格)」 ②「생격(生格)」 ③「여격(与格)」
④「대격(対格)」 ⑤「조격(造格)」 ⑥「전치격(前置格)」
推測するに、こうした日韓両国におけるロシア語文法の用語(漢字
語彙)の一致は、過去のいつの時期かに、「日本のロシア語教育」が
韓国に体系的に「翻訳移植」されたことを物語っているとみるしか
あるまい。
これを別の視点から見れば、現代韓国のロシア語教育の最前線で、
百年以上も前の日本のロシア語研究者たちの努力の成果が、漢字
語彙という文法用語を通じてしっかり引き継がれている、という
ことになる。
韓国のオンライン・ロシア語教育を通じて、あらためて、過去の
歴史に起因する、日本語と韓国語の「抜き差しならない」関係に
ついて思い知らされた「ヲタク」であった。
(終わり)