福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

韓国映画と兄弟のテロ

2020年12月13日 |  〇映画・映画音楽
테러리스트  「テロリスト」  〇〇---
(1281)



1995年に公開された社会派アクション。

卑劣な暴力と脅迫、そして汚れた財力でのし上がった
悪徳財閥会長に対し、孤児院出身の2人の兄弟が戦いを
いどむ。


△親友を殺された弟(右)と2人を見つめる兄<映画より>

兄は刑事として法律を武器に、そして弟は腕力を武器に。

結果的に弟は命を落とし、兄は法律を無視し、会長の
頭と心臓に銃弾を撃ち込み報復を遂げる。


△女性記者を襲い、彼女の裸の写真を撮る卑劣な男<映画より>

この映画で印象に残ったのは、脇役(財閥会長の裏組織の
ナンバー2)として登場したユ・オソン。


△暴力組織のナンバー2を演じたのはユ・オソン<映画より>

後に、映画「友へ チング」(2001年)で主役を務めた男優だ。




(終わり)

韓国映画とカンニング

2020年12月13日 |  〇映画・映画音楽
우리 안의 그들 「我らの中の彼ら」 〇〇---
(1280)



2020年に公開されたインディーズ系の青春ドラマ。
3本の短編作品を集めたオムニバスだ。

투구(投球)」は、中学校の野球部を舞台に、
肩を痛めている2番手投手が、親の影響力で先発
投手の座に就く話。


△優等生のカンニングペーパー<映画より>

전기기능사(電気技能士)」は、工業高校を舞台に、
クラスのエースである優等生の度重なるカンニングを
目撃しながらも、担任からいい就職先を推薦して
もらうことと引き替えに、告発を踏みとどまる
男子高校生の話。

옹달샘(小さな泉)」は、山間部の材木工場に
住み込みで働く3人の若者たちが、悪ふざけの過程で
犯した一つの重大な過ちをそのまま放置する姿を、
乾いた視線で描いている。

いずれも、「自己の利益」のため、社会の不正や
不条理を内面化していく若者たちの姿を描いた、
地味ながらも、なかなか見ごたえのある映画だった。



(終わり)