ソウル新聞(7月16日)の報道によれば、ニューライト財団理事長の
アン・ビョンジク、ソウル大名誉教授が15日、CBSラジオ「時事
ジャッキー」に出演し、次のような内容を含む発言をし、少なからず
波紋を呼んでいる。
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“독도 분쟁이 여론화돼서 양국 사회가 시끄러워지면 독도가
국제분쟁지화가 된다.우리가 사실상 독도를 지배하고 있는
상황에서 국제분쟁으로 번지면 우리에게 이로울 것이 없다.”
「独島(竹島)問題が表面化し両国が騒々しくなれば、独島が
国際的な紛争地域になってしまう。事実上、韓国が独島を支配して
いる状況で国際紛争地域として注目が集まれば韓国にとって
利益にはならない。」
“독도가 역사적으로 우리 것이라는 게 완전히 증명되면 좋지만,
사실 일본도 일본 것이라고 주장할만한 근거를 가지고 있다.”
「独島が歴史的に見て韓国領だと完全に証明されればよいが、
実際、日本側も日本領だと主張するだけの根拠を持っている。」
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韓国が竹島を領有する正当なる根拠を全く発見できない「ヲタク」と
しては、とても共感できる発言ではないが、一つの論理としては
十分に理解できる。
しかし、理解に苦しむのは、韓国社会では、たったこれだけの
発言でも、下手をすれば世論から「袋叩き」の対象にされてしまう
ところだ。
ただ、国民日報の次のような風刺漫画を見ると少し安心させられる。
この漫画を見ると、全体主義的な世論に抗し、敢えて異論を
唱えたアン氏の勇気ある発言を擁護しているかのような印象まで
受けてしまう。
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△国民日報 7月17日
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竹島問題をめぐる韓国世論も少しずつ成熟に向かっているの
だろうか?
一般的に少数意見が抹殺される社会は決して健全な社会とは
言えないし、「不都合な事実」を抹殺し続ける社会には発展もない。