BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

俺だけレベルアップな件 全12話 感想:勝ち組が全てさらっていく、という 韓国社会の背景がよくわかる作風だったw

2024-04-01 17:26:05 | Weblog
これも中盤くらいから見始めた。

最初は、なんなのこの設定って感じて、放っておいたのだけど、良くも悪くも話題を集めていたようなので、途中から視聴したのだが。。。

うーん、なかなか微妙だね。

物語としては、ずっと水篠が、文字通り一人でクエストを行ってレベルアップするだけ。

しかも、ソロでの攻略だから、基本、独り言ばかりで、要するに、状況の説明ばかりが独白で続いていくだけ。

で、クエストの攻略だから、相手はモンスター?になるわけで、それが強敵であること以外は特に記憶に残るものでもない。

どれだけ水篠が苦戦しようとも、所詮は物言わぬモンスターが相手でしょ?ってことになってしまう。

だから、攻略の過程はものすごく退屈。

その一方で、まだ水篠はほとんどかかわっていないけど、ハンター協会の人たちはみな、エリート然とした人ばかりでどうにもいけ好かない。

なんか各キャラのパラメータ配分がどの人も極端で、偉そうだなー、かっこよさそうだなー、とか、要は、近寄りがたい人たちばかり。

でも、どうやらこれは「上昇志向の強い韓国社会」を反映した人間関係の配置だからこうなるんだ、と思ってみたら、なんとか受け止めることができてきた。

要するに『イカゲーム』のソロ版と思えばいい、ってことだな、と。

基本、格差の激しい社会で、勝ち組は顕示欲の強いライフスタイルを選択して、むしろ勝ち組であることを誇りにする。

一方、負け組は、心までひねくれてしまう。

新自由主義が行きわたった格差社会に、儒教的価値観まで反映されると、
基本的に、
勝ち組は、財産だけでなく人格も優れた善人となり、
負け組は、貧乏なだけでなく人格もねじ曲がった悪人となる。

そういうふうに人格が各キャラに配分されている感じw

あ、そうそう、一人ヤバそうなS級ハンターがいたけど、やつは、いまアメリカで活動しているから、韓国社会のルールには縛られないからセーフ!って感じだったw

とにかく、そういうふうに格差はあるけど、それは競争の結果生じたもので、勝てなかった奴が悪い、それは、能力も品性もそいつには欠けていたから、というのが、どうやら韓国ルールらしいw

実際、水篠がレベルアップしていくと、能力だけでなく、顔や背格好までイケメンになっていく、って、そういう価値観の反映でしょ?

勝ち組は全てをさらっていく! という価値観。

何の躊躇もないのが凄い。

だから、そういう物語のモードに慣れるまでが、結構大変だったw

ただ一つわからなかったのは、水篠が、寝たきりでずっと入院している母親を抱えながら、妹とともにタワマンみたいなマンションに最初から住んでいたこと。

あれ、どうやって費用を捻出していたのだろう?

これで、水篠の最初の生活が映画『パラサイト』のように、半地下部屋での生活から始まっていたら、納得もできたのだけど。

あれは、E級ハンターでもハンターだからタワマン住まいできるくらいの収入があるということ?

あるいは、入院をずっとしている母親に対しては、国の医療保険が手厚くて、水篠たちは負担しなくていいってこと?

そのあたりのいい加減さが時折気になってしまって、なんだこれ?とは思った。

なにか社会正義を訴える、という点ではリアルな物語を目指しているようでいて、部分部分の細部でザルな設定が目立つというか。。。

なので、もう、これは韓国人の感性を学ぶための素材くらいにしか終盤は思えなった。

まぁ、第12話でようやくジョブチェンジが終わって、水篠はネクロマンサー改め『影の君主』というのになって、要は、前衛に出れるだけの能力を持った水篠が、同時に、戦闘能力の高い「影の軍団」を従える、という、ワンマンアーミーなプレイヤーになったわけで。

このレベルの水篠になってから、他の上級ハンターが臨む問題に水篠も関わっていくということなのだろうな。

そういう意味では、ようやくチュートリアルが終わって、次回から実戦開始!って感じなんだろうな。

そういう意味では、2期には一応、期待したいところ。

VSキメラアント?の戦闘が始まってしまえば、格差社会の韓国がどうこう設定の違いも、大してきにならなくなるだろうから、ストレスなく見れるようになるのだろうな、って思うし。

ということで、なんかいろいろと面倒くさい作品であったことは間違いない。

最後まで大して面白くなかったので、2期で化けてくれることに、わずかに期待したい。

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呪術廻戦 第255話 『人外魔境新宿決戦㉗』 感想:さすがにこのミゲル参戦の説明は無理があるわー。。。

2024-04-01 09:33:22 | 呪術廻戦
ミゲル参戦の理由をあれこれ説明して、でも結局、宿儺が勝ってしまうだけの回w

ていうか、高専外の呪術師まで参戦したことで、なんか話としても収拾がつかなくなってきた。

てかさ、いい加減、VS宿儺戦、中締めいれようよ。

こんなダラダラと、五条や乙骨と比べたら明らかに見劣りする術者を当てていっても意味ないじゃん。

一応、高専的にはこれでも宿儺の能力を削り続ける、という事前の戦略がうまく進行している、とでも考えているのかね?

さすがにそれはないと思いたいけど。

あまりにも戦局の作り方がお粗末で。

それに、今回のミゲルたちの参戦理由を考えたら、彼らは宿儺ではなく羂索の討伐の方に向かわせて、むしろ、高羽をVS宿儺戦のイロモノ枠として中盤に配置したほうがお話的にはマシだったんじゃない?

ここまで宿儺が圧倒的だと、もう宿儺が倒れるのって、彼の心が折れるくらいしか想像できないんだけど。

あとは、巷間言われるように、実は羂索や宿儺の行動を操っていたラスボスが、実は天元様で、その天元を叩くために、これまで利用されてきたことに気付いた宿儺が業腹だけど高専側と協力する・・・みたいな戦局の大きな転換くらいしか考えられないのだけど。

にしても、これ、どうするのだろうね?

五条や乙骨が消えたあとは、単に超強者の宿儺が弱者の術師をいたぶっているだけのようにしか見えないのだけど。。。

ベジータがクリリンたちをいたぶっている時に登場した悟空のような強者が、VS宿儺戦にも登場するのだろうか?

とはいえその場合でも、五条復活!!!くらいしか思いつかないんですけどw

とりあえず宿儺も反転術式の強度をあげて使えるようになったみたいだから、となると、次回、腕4本が治って、普通に解を使ったり、領域展開したりしてきそうなのだけど。。。

裏梅のいうとおり、まだまだ宿儺には策があるようだし、それこそ奥の手が控えているんだろうから。

にしたって、いつまでこのVS宿儺戦、続けるのだろう。。。

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