風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

関吟東京支部秋季練成会

2010年11月23日 | 詩吟
瑞江東部区民館にて、恒例の秋季練成会が開催されました。

今日一番の興味は、4月に発足した夢青葉教室の新人三人の独吟です。
メンバー本人たちのみならず、他の教室の面々からも、行方をやさしい興味深深さで暖かくく見守っていただきました。

あまり頑張りすぎないで、楽な気持ちで、練成会とはこんなものなのねと観察するくらいの気持ちでいましょう、と言いました。

独吟ですが、私も一緒に壇上に並んで出場ですから、もし、頭が真っ白になって詩を忘れても、後ろから教えてあげるからと、みんなが支えてるよと、言い合って壇上の人になりました。

夢青葉の幸運だったことは、今年の練成会の取り組みとして、教室ごとに趣向を凝らして発表をするという方針になったため、私を含めて、4人そろって壇上に上がったことです。

全員独吟という例年の方針であったなら、舞台の袖から、一人で舞台中心に歩いてゆき、伴奏が始まるのを待ち、作者吟題を行ってから詩吟に入るのが普通の作法です。

一歩を踏み出し、マイクの前に至るまでに、ほとんどの気力を使い果たしかねません。

いろんな幸運と、度胸のよさで、見事な吟を披露して意気揚々と壇をおりました。

ほっとした顔をしながら、これで、ゆっくり、他の人の詩吟が聞けると、ゆとりで練成会初参加を経験したのでした。

さて、私の吟は、教室を持ったことで、第三部の指導者吟の部で、披露しなければなりません。
心から、好きになった詩の「山亭夏日」を引っさげての、登壇でした。

何時までたっても、上がり性からは魅入られたままで、それはとりもなおさず、実力以上に見て欲しいと言う欲からくるものと、頭ではわかりつつ、どうしても、ひらひらと心が地に付かず舞いを舞ってしまいました。

十分に練習したつもりでも、有史以来はじめて詩の誤読をしてしまいました。
と言うことは、十分に練習したと言うのは、「つもり」だけで、たりなかったということです。
十分に練習が出来ていれば、詩はするすると口をついて出てくるのです。
あとは、息が上がることとの戦いだけでよいわけなのですが、、、、

録音してくれたのを、後で、聞いて、大反省をすることにいたします。


ただ、「山亭夏日」は、今まで選んでいて行け行けどんどんタイプの詩情ではないので、新しい境地に足を踏み入れたことになります。
この詩を練習することで、呼吸法の練習をしたことが、大いに役立って、底で支える息から発せられる声と言うことの意味が少しわかってきたように思います。

私個人には大きな結実は実感されなかったのですが、三人会員さんたちの充実感達成感高揚感は、十分に有ったとの手ごたえは有りました。

何よりも、良かったのは、みんな、あっけらかんとして、舞台に上がることによって起きがちなトラウマを形成することがなかったのは、万々歳です。

三人しかいない教室で、本来ならば、時間は合吟一吟の割当のはずですが、温情で時間を長めに割り当てていただいて、一人一人があせらず、独吟に挑戦させていただけたことが、感謝です。

三人に対する課題は、なくて、このまま、夢青葉のモットー「明るく、楽しく、のんびりと」で、行けばよいことがわかりました。

私の、課題は、もっと、練習時間を確保すること。
さて、まもなく、バァバの仕事の始まる私には、自分の時間がなくなることでしょう。
大きな声を出す詩吟は、当分出来なくなります。

孫からのパワーを一杯もらって、練習が出来なくても、思いだけは、減らさないようにしようっと。

これから、夢青葉のメンバーは、諸先輩方にかわいがってもらえそうで、ほんとにうれしい。
物浮カしない、Nさんは、早速溶け込んでいたようです。

「同好の士」の意味をしり、ビジネスで痛みつけられたでしょうが、そんなかかわりとは地学物がここにあることを、そして、手を伸ばせば自分のものにできることが、わかったのだったらいいなぁ。








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