風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

台風接近

2011年07月19日 | 徒然に日々のことを
台風のニュースは、あわただしく、騒がしくテレビから流れるのだが、一番知りたいところの様子は、わからない。

こちらは、今は静かに雨。
少し前に激しく降ったので、このまま嵐になるのかと思ったら、あっという間に小雨になりました。

台風銀座といわれたところに住んでいる義母は、一人暮らし。
住み慣れたところで、すこしでも長く生活が続くことを願い、夫は好きな仕事をすこしでも長く続けたいと願い。
今は、危ういバランスで何とか、あっちとこっちで日々を送っているのだが、、、

台風接近の報が入ると、いち早くデイサービスの施設から、緊急宿泊のお誘いが来る。
何度か、お世話になったのですが、今回は、ベッドが満床ということで、職員が断りに来たそうだ。
その代わり、戸締りその他のお手伝いをいたしますといって、4人で来てくださったとか。

幸い、隣に、何かと頼りにし合っている親戚の女性が居て、昨夜はその家に泊まりに行くことになった。

連れ合いをなくされたばかりのその方は、寂しくなくてよいと、喜んでくれたそうだ。
律儀な義母は、迷惑をかけに行くのではないとの思いがあったのと、久しぶりにゆっくり話が出来そうだとの思いから、不在をしらせる電話の声は、弾んでいた。

母が、台風の心配をするより弾んだ声を出しているということで、台風はたいしたことがなさそうだと、予想できた。

台風に関しては、程よく折り合いをつけ、決して侮ることは無く、毎年、対処してきたから、浮ェりながら、ちゃんと処置が出来て予想がつけられるはずだから。

義母の声の調子から、言葉より多くの情報を得て、あまり心配はしなかったのです。

と、言いつつも、遠く離れている私たちには、安心材料を探すしかないので、自分をなだめるために、安心材料を探し、無理やり安心させるのです。
自然というのは、どのように変化するかわからないから、親戚の家にご迷惑のかかることが起こらないように、本当のところ祈るしかないのでした。

今朝、電話をすると、とっくの昔に自宅に帰っていた。
今日は、定期健診の日だから、2時間も前から、支度をして待っているのだそうだ。

ということは、朝食はおろか、お茶さえも頂かないで、帰ってきたということらしい。
義母のことだから、手間を取らせたくないのと、一刻もはやく家にかえりたいと思うのは、わかるので、驚きもしなかったけれど。

昨夜は、久しぶりにいろいろと話に花が咲いたらしく、声に元気と張りがあった。
取り留めの無いおしゃべりは、元気の源。
しかし、昨夜がどんなに楽しくても、しっかりとけじめをつけて、帰ってきてしまう義母でした。
そんなところは、昨夜が楽しければ楽しいほど、相手には、潔よすぎて寂しい思いをさせるものだと、義母は知らないのでした。

まずは、無事で何より。感謝。

さて、私はといえば、友人との約束が、地震で延期になり、また、この台風で、様子を見ようと明日の予定が変更になった。
なんと言うタイミングなんだろう。二度までも大自然に・・・と言いそうになって、困難な状況にいらっしゃる人のことを思い、首をすくめる。

先日の大阪での、再会も、ほんとに手放しで楽しく時をすごせたし、今度も、どんなにか楽しいことだろう。

やっと、自分から誘いたいと思うようになって、そしてその相手というのは、気心が知れている特別な友達からだねぇ。




              雨が降ったね、ゴーヤ君
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