風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

夢松風6月課外活動 II

2013年06月27日 | 詩吟
三番目は、川中島の吟詠指導です。

最初の九月十三夜の吟詠が始まったときから、手元の詩のコピーをしっかり読みながら、詩吟を知っているかのごとく、口ずさんでいたのには、驚き。
真ん中に陣取っていた男性は、過去に経験があるのではないかと思えるくらいでした。
後で、質問をと思っていたら、途中で帰宅時間になってしまって、お聞きできませんでした。
 

さて、初対面の方たちに吟詠指導をするなんて、全く初めての経験です。
どのような反応が返ってくるのかは、その日その日によって違うでしょう。
いろいろと考えてもしょうがないので、私お得意の出たとこ勝負でいくことにしました。




ここで、大きな紙に印刷してくださったのが役にたちます。
漢字を指さしながら、譜の形をなぞりながら、吟じてみますから、繰り返して、と、型どおりに始めましたが、歌いたいと思う気持ちが強かったようで、見本を聞いてから、などという言葉は、通用しません。

全く初めての方でも、最初から私の吟の唱和されました。そして、何度も何度も飽きることなく。愉快、愉快。

この部屋の醸し出す明るい雰囲気は、ここにいらっしゃる方が生来持っていらっしゃるもののようです。体は、ある程度不自由になった分、感覚が研ぎ澄まされていて、初めての音でも聞いてすぐに声に出せるようでした。
恥ずかしがらないことが、とてもよいと思いました。

ある程度声がそろってきたたので、座っている塊ごとに、7~8人で吟じてもらったのですが、それも、楽しげに、これは、最初の3グループまでは、おとなしく聞いていたのですが、最後のグループでは、待ち遠しくなったのか、全員合吟。

すっかりいい気分になったのは、私でしたが、最後の締めとして、では、もう一度皆さんで、大きな声でと、締めくくりました。

次のプログラムは、ハーモニカ。
皆さんが、良く知っていて歌える歌を、歌謡曲から、唱歌まで、選曲されていました。
ハーモニカの伴奏で歌うのは、いいですねぇ。

最後は、ハーモニカの独奏。

これで、一時間10分。あっという間に過ぎました。

目が合うと、にっこりなさる方がいる。そばに,寄っていくと、一生懸命、文字を追っていく人、さらに声を上げる人。
豊かに、時を過ごされている方ばかりであったのが感じられました。

Oさんの、気取らない優しい人柄で、すんなりと輪の中にはいって、一緒に楽しんできました。


職員の方も、なじみのない詩吟に不安があったようでしたが、あんなに大きな声を出すのは初めてとおっしゃって、驚いていました。
そして、おなかがすいたという人もいたそうです。
おかげで、きっと、今日はよく眠ってくれるともおっしゃっていました。



あいにくの雨も、気にならないくらい、十分な満足感でした。

        念願かなってありがとう!




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