風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

お箏ナイト

2015年05月16日 | 好きなこと
      秋葉原UDXビル内のピザ屋さんのテラスでお箏ナイト

和音のメンバーの内二人の(菊池伸城・鈴木真一郎)のライブ演奏

昨日、心もお腹も満足状態で見たチラシの琴のライブが気になって仕方がない。
朝から、空模様に気をとられながら、気持ちは、秋葉原へと向かっている。


やはり、昨日の今日だけれど、土曜日だけれど、家族に了承を得て出かけることにした。


極度の方向音痴で、駅からあの近さでも危ないから、昨日の道筋を注意深く思いだしながら、”キオッチョラ・ピッツェリアへと向かう。



さて、目的のテラスでは、ピザ屋さんの入口のイタリアンカラーの赤いテントが見えてきた。
そのテントの下にテーブルとスツールが並べてありました。

飲み物とサラダを注文して、箏を間近に見える右の端っこに座りました。
ワインの一杯でも飲めたらなぁ。ほろ酔いで聞くライブの音はどのように響くのか体験したかったのになぁと思う。

ャXターでは紋付袴姿でしたが、ライブでは、帯の柄ゆきのチョッキが衣装でした。
写真も確認したら撮り放題なのだが、逆光になるので、この程度の写真がやっと。
お店と赤いテントの見えるテラスの様子は、残念ながら、暗くて撮れなかった。

十三弦と十七弦の二台の琴、 高いメロディーを弾く琴と、低く伴奏をつける琴との演奏です。

演奏は、若者向けの選曲で、いきものがかりやグリーンの曲、そして今真っ盛りの「Let it Go」
彼らの作った曲は、2曲演奏されて、「雷来(らいらい)」「獅子の真の心(ししのしんのしん)」
雷来を弾くと必ず雨が降るとの逸話のある曲。これを今弾くとまずいんじゃないの?といいながら、お箏の説明から、宮城道夫さんのすごさなど、さりげなく入れて軽快にMCが続く。

「雷来」人間の力を超えた視座縁の圧涛Iな力強さをあらわし、

「獅子の真の心(ししのしんのしん)」とは、たとえその身滅びようとも愛するものを全力で守り抜く熱き志であると。

ャbプな曲は、琴のやわらかな音質によくあっています。
この「獅子の真の心」は男性二人の演奏の力強い面が強調されていて、ここちよい「転」でした。


高いチケットを買ってかしこまって聞かせていただく演奏会も悪くはないが、元気なおしゃべりが多少聞こえても、近くで汗が飛んできそうで、息を同気するような生演奏が良い。



よく知ったャbプスでは乗りが良くても、彼らの作曲した二つの曲では、反応が違ってくる。

客層も違うことだろうから、今度は、ちゃんとチケットを買って聞く演奏会にも行ってみなければ。7月末にあるようだから、心がけておこう。



単純に男性二人が奏でる琴のライブ演奏に惹かれて、一人でやって来て、ゆっくり楽しみました。気づくと、帰り道には、詩吟のことを考えている。

どうつながるというのだろう。

吟詠とは切っても切れないお琴があって、その向こうに若者が居ても、詩吟と若者はすぐには通じあえないよね。

和と洋、老と若。その間をつなぐものは何だろうねぇ。

歴史や漢詩にまつわる知識からだろうか。
剣舞や詩舞という目に訴えるものからだろうか。

「詩吟ってなぁに」を、具体的に考えて、若い人たちに理解して、仲間になってもらえるようにしていかねば、一人でも好きになってくれる人を見つけねば。
まずは、孫から?今度遊びに来るのは、何時かなぁ。

絶滅危惧種なんて言葉が、頭をよぎる。





              ☆  ☆  ☆


海外の映画によく出てくる、酒場やちょっとしたレストランでの生演奏に若いころから魅力を感じていました。田舎育ちのこととて、喫茶店さえないところに育ちました。
初めてライブに行ったのは、結婚して首都圏に住むようになり、子供も留守番ができるようになって、銀行のパート勤めをしていた時のこと。

シャンソン好きな上司が居て、好きが高じてご自身がアレンジし、毎月のように赤坂の喫茶店で、シャンソンのライブが催されるようになりました。

昔ライブとい形式に興味があったということはすっかり忘れて、赤坂とシャンソンという洗練された雰囲気に酔っていました。

それから、ブルーノート、スイートベイジル、ペチコートレーンなど、機会があれば、ライブを楽しみに行きました。
まだ、そのころは、子供たちが小学生でしたから、思うようにはいけませんでしたが、そのちょっとだけ工夫をして、困難を押して参加することが、余計に感情を盛り上げていたようです。

今は、行きたければ、予定さえなければ、自由に行けるようになりました。


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