風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

夢松風9月2回目

2015年09月25日 | 詩吟
今日も雨です。

今年は、雨の外出が普通になって、キャスターバッグのカバーも、バッグのカバーも出番が多い。
ビニール製品のありがたいこと、レジ袋の便利なこと。


さて、前回お休みだった会員さんも、出席で、みんなが揃いました。
今日は、律詩の日です。

それでも、いきなり律詩はきついので、体操からの一連の流れをこなした後、静夜思のおさらい。

そして、今日の吟題「華城春望」Bの教科書一番初めの吟題です。

副読本のコピーを見つけられない会員さんに、私の副読本をお貸して、わたしは、教科書を見て、練習開始。

古い方のテキストには書き込みがありますが、新調して(と言っても二年ほど前のこと)からは、吟詠をしたことがないため、書き込みが一切ありません。
あったとしても、会員さんにコピーをとるときのために、メモは、他のノートにしたかもしれません。

昔は、このテキストで練習をしていたのだから、何の不便もないはず。
ところが、たいへん! 副読本に頼りきりになってしまう怨みありと、先の心配をしたにもかかわらず、何の手当もしてなかった!しまった、しまった。

七山か六山かは、アクセントなどから類推すると、わかるはずなのに、会員さんにどっちですかと尋ねる始末。
三角の高さのしるしは、私には、微妙過ぎて、判断が付かないため、古くから三角印には、頼れない。

情けないなぁ。

しかし、テキストを見て、私が質問せねばならない箇所は、あたらしい漢詩を習うときに、まず、確認せねばならないところです。

上級になってくると、副読本を見て、ざっと、確かめをしたら、それが初めての漢詩であっても、ほぼ、吟じることができます。

習ったことのない譜が出てきても、譜名表を見て、音が取れますから、お手本を聞くことができたら、それで、前準備は、完了できます。


上級になった人たちには、今日の、質問は、ある意味、大事なャCントを示すことになったかと、自己満足。

今年三段になった会員さん、来年三段になるはずの会員さんを抱えた夢組は、少しずつ、練習の方法を変えつつ、松風は、去年入会して、来年初段になるはずの会員さん向けにも、今までと変わらない練習法とを取り交ぜながら、勧めていくことになります。

上級になっても、変わらず注意せねばならないことは、今までと同じに、付け加えて学ばねばならないことには、工夫をして、力まず、スキルアップにつながる方法を模索する。

思いがけず、テキストについて、副読本について、考え直す機会を頂きました。

臆することなく、貯金で賄えないことには、工夫と努力と、ちょっとした幸運で、乗り切っていきましょう。

副読本に頼っちゃだめといいつつ、副読本でしか予習をしなかった私に対して、気づきを頂きました。
吟詠のテクだけでない、教室の運営にも、目を開かされますねぇ。




さて、今日は、二人のゲストさんから、特訓の申し出があり、12時で終わった松風の後、ランチをして、カラオケ屋さんへと向かいました。

松戸周辺のカラオケ屋さんは、ダントツやすいと思っていたのは、私の認識不足だったのが、今日、わかりました。

1時間の予定が、延長して2時間、みっちり、二人の課題とする「太田道灌」を合吟に次ぐ合吟。

垂れ流しで、吟じるのではなく、言葉と言葉の間には、間、休息、息継ぎがあるよという話をいたしました。

言われてすぐにできるものではないにしても、まず、頭にインプットされただけでも、結構、違ってくるもので、だらだらとした吟じが、少し、きりっとしたかなぁ。

お二人の経歴に差があるので、今日は、先輩に焦点を当てて、後輩さんには、合吟で満足していただきました。


学生の頃、京山に向かって声を嗄らした経験は、ただ、喝を入れるためだけではなかったと、思いました。

発表する時の声の高さで、何度も声を出して、体で覚えると、だんだんと滑らかになってきます。
うれしいくらい。

とても素直で信頼してくださっていることが、こうも効果を上げることができるのかと、驚く。


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