風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

はじめの一歩

2016年02月18日 | 詩吟
菜根譚の授業のあと、大方の人が帰って、2名の女性以外は仲間内という状況になりました。

此のお二人の上達ぶりは目覚ましいものがあります。
一番前の席に陣取ってくださるおかげで、よく声が聞こえて、様子がつかみやすいのです。

お家でも熱心に、テープを聞いたり、音を確かめてくださっているようで、頼もしい限り。
これで、欲を欠いて、芦孝会へなんてお誘いなどしたら、きっと引いてしまうことでしょう。

無理なく楽しくこのペースで、続けることが肝心。
バックアップさんたちには、これからも、無理のない範囲で、参加願うといたしましょう。
何時も感謝しています。

ここ学びピアの研修室をお借りして、はじめの一歩の授業をするのは、今日が最後です。
来月は、北千住の別の施設へ、そして4月からは、新越谷の施設をお借りすることになっています。

今日は、最後の30分余りを残す頃に、部屋にノックがあり、お静かにとの申し入れが、職員の方からありました。

予期したことなので、冷静にお詫びをして、今日が最後です、その部屋の方にお詫びをしてくださいと申しました。

ちょうど、質問への説明が終わった絶妙のタイミングだったので、早じまいといたしました。

声や音を出すサークルの受難は、どこも深刻で、教室難民です。

いつ、お隣からクレームが来るかわからないので、コンディションの良い部屋は、きちんと早めに確保せねばね。
夢組の幹事さんたちも、ご苦労様なのです。
幹事様たち、本当にありがとうございます。
教室確保をしてくださるおかげで、安心して練習ができます。


さて、今日の課題は、珍しく七言の詩「松樗~」です。
詩吟として形になってきたので、是非、お祝いの会があったら、吟じてほしいと思いました。

わかりやすい、『松 秩@梅 亀 鶴 玉杯』のことばは、その言葉がキチンと耳に届きさえすれば、きっと、みなさんやんやの喝さいのはずです。
はっきり言葉を発声することをモットーに、練習を続けましょう。

チャンスは、前髪を掴んでくださいね。


今日は、寄り道もせず帰ったので、洗濯物も明るいうちに取り込んで、鼓太郎とゆっくり遊びました。

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菜根譚 

2016年02月18日 | 論語と
菜根譚 前集139項 

得は際の主、際は徳の奴なり。
才ありて徳なきは、家に主無くして、奴、事を用うるがごとし。
いかんぞ魍魎にして猖狂せざらん。

「人格は、主人。才能は、才能を支配する主人公。
才能ばかりで、人格が備わっていなければ、主人のいない家で、勝手に召使が振舞うことと同じ。その人の心は、百鬼夜行。果てなく乱れるのもしょうがあるまい。」


深い学びの言葉です。もう少し、こなれてからでないと、自分の言葉を繰り出すことができませんので、先生のレジメをすっかりコピーさせていただきました。

「自らの才能だけにもたれかかって、確固たる立場の確立に努めようとしないのは、知らず知らずのうちに邪道に迷いこまざるを得ない。」


私など、才能もないのに、汲々とし、心豊かにあることを忘れがちになるからねぇ。
少しずつ、須藤先生の教えを受けながら、「仁」の心を少しでも理解し、少しでも手に入れたいものです。

自分の様子を振り返ってみると、「奴」の過剰に動く様を容易に思い浮かべられて、苦笑するしかないのです。

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